商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/08/21 |
| JAN | 9784122076921 |
- 書籍
- 文庫
昭和 女たちの食 随筆
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昭和 女たちの食 随筆
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
昭和の(主に)女性作家たちによる、食にまつわるエッセイ。沢村貞子さんの献立日記が、とても日々の食事を楽しんでいるような感じがして、すてきだった。その彼女の料理への興味が「治安維持法で検挙されて、獄中にいたとき」に芽生えたということが、その次、ジャーナリスト増田れい子さんによる聞き...
昭和の(主に)女性作家たちによる、食にまつわるエッセイ。沢村貞子さんの献立日記が、とても日々の食事を楽しんでいるような感じがして、すてきだった。その彼女の料理への興味が「治安維持法で検挙されて、獄中にいたとき」に芽生えたということが、その次、ジャーナリスト増田れい子さんによる聞き書きによってわかる。向田邦子さんの小料理屋でのクズ屋さんとの出会いも、ずいぶん短いエッセイなのに強く印象に残った。あと、金井美恵子さんが書いていた、吉行淳之介さんの話。婦人雑誌の料理に不信感があるのは、なんか、やたらと何かを何かに詰めるというのが多いからだ、と言っていたらしい。トマトの中身をくり抜いてライス・サラダを詰めたり、チクワを縦に切ったのにひき肉を詰めて揚げたり、などなど。それを、押しつけがましいのだ、と分析。何を押し付けているかといえば、主婦が主婦として作る幸福の味であると。正しいかどうかはともかく、ちょっと、目から鱗だった。
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なんとなく手に取って、読み終わるのに時間がかかりました。随筆はその作者の考えに反発すると読み進められなくなる。別にすべての人に共感できるわけではないし、こういう考え方もあるんだと思えればいいのだけれども、あまりにも独善的で「〇×は△である」みたいな文章だと自分の中の天邪鬼な所が刺...
なんとなく手に取って、読み終わるのに時間がかかりました。随筆はその作者の考えに反発すると読み進められなくなる。別にすべての人に共感できるわけではないし、こういう考え方もあるんだと思えればいいのだけれども、あまりにも独善的で「〇×は△である」みたいな文章だと自分の中の天邪鬼な所が刺激されてしまうので… まぁ昭和なので、普通に女性が料理するのが当然で、結婚しない女性なんているの?という時代だったんだよな。そして昔は今ほど料理本があった訳でもないし、動画で調理方法を確認できることもできないし、電子レンジも出来合いのナントカのタレ、みたいなこれを入れたら何とかなるみたいな調味料もそれほどなかった時代。料理ヘタというよりは、料理の手順を知らない人が感覚だけで料理するのは不可能だったんだろうなぁなんて思います。自分だって、竃で炊飯器使わずに米を炊けと言われたら困るだろうから。今ほど多種多様な食材が簡単に手に入る時代でもなかったわけだし。 昭和は遠くなったんだろうなぁなんて読み終えて思いました。それにしても妾宅に押しかける女房ってすごいな。女じゃなくて旦那を責めろよな~って個人的には思いました。
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「食」の話ではあるが、昭和の時代の食材やら調達やら調理などを女性文章家が語る随筆集である。 初っ端から鶏を絞める場面があり、魚のいろいろが出てくる。 自炊について語っていたり、妾宅のあれこれも強烈である。 楽屋弁当を作る女優の沢村貞子さんの話も興味深いし、田辺聖子さんが語る豚ま...
「食」の話ではあるが、昭和の時代の食材やら調達やら調理などを女性文章家が語る随筆集である。 初っ端から鶏を絞める場面があり、魚のいろいろが出てくる。 自炊について語っていたり、妾宅のあれこれも強烈である。 楽屋弁当を作る女優の沢村貞子さんの話も興味深いし、田辺聖子さんが語る豚まんは現在の蓬莱の豚まんとは違ってたのか…とか。 林真理子さんが言うケンタッキーフライドチキンなどは、最近のような気がしてくるのが不思議だけど、確実に年月は流れているのである。 時代を映し出す「食」の風景は、豊かになっていても作るのは人なのだからそこに手間と愛はある。
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