商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
| 発売年月日 | 2025/08/07 |
| JAN | 9784408559650 |
- 書籍
- 文庫
シャムのサムライ 山田長政
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シャムのサムライ 山田長政
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
山田長政について興味を持っていて調べたいと思っていたらタイムラインに流れてきた本。タイムリーと思ったが単行本は2021年出版で、さらに過去にも何度か小説になってたというか、遠藤周作も書いてたほどポピュラーな人物だった。きちんと調べないといけない。 本作については、山田長政の大河...
山田長政について興味を持っていて調べたいと思っていたらタイムラインに流れてきた本。タイムリーと思ったが単行本は2021年出版で、さらに過去にも何度か小説になってたというか、遠藤周作も書いてたほどポピュラーな人物だった。きちんと調べないといけない。 本作については、山田長政の大河的人生を一通り辿れたことはよかったし、まあまあおもしろくは読めた。 が、小説としては上手いとは思えず、加齢臭のする中高年向けラノベ、という感じだった。方言も取ってつけたような感じだし、ガキインッとかいうチャンバラの擬音もなんというか。 山田長政の造形も「馬鹿正直だが忠義に厚く不器用に走り回る大男」という昭和的ステレオタイプ。サラリーマン受けはしそうだが、それでも古い。それでいて中盤以降の山田長政を中心とした陰謀撃が描かれるものだから、なおさら頭の悪い不義理な人物に思えてしまった。 ただし、ヨゾウの造形はよかった。主家真田氏と死に別れて暇乞いもできぬ男で、旗を大事に持っている 徳川と豊臣という本国の争いや、スペイン・ポルトガルの進出、カンボジアやビルマとの関係、それにインド洋の商人など、世界が広く結びついていたことをしっかり描いていたのは素晴らしかった。
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長編でしたがどんどん面白くなっていき読むペースが自然と上がりました。シャムが舞台の戦国小説ってのも新鮮で良かったです。
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