本好きの下剋上 ハンネローレの貴族院五年生(Ⅱ)

香月美夜(著者), 椎名優(イラスト)

• 販売会社／発売会社: TOブックス
• 発売年月日: 2025/08/10
• JAN: 9784867946510

商品レビュー

2025/11/25

前巻では優柔不断で周囲に流され、ヤキモキさせられ続けたハンネローレですが、女神の導きで1年前の世界を追体験したことで、大きく成長した姿を見せてくれました。
まだまだ「恋に恋する」ところもあってもどかしいですが、この後もあれこれと悩みつつ、側近の力を借りてダンケルフェンガーの領主候補生らしい姿を見せてくれそうです。

各所で騒動を引き起こしているダメ男たちは、それぞれに叱られたり鼻っ柱を折られたりしたことで、前巻からの溜飲が下がる思いです。
願わくば、ジギスヴァルト元王子もコテンパンにされて欲しいものです。

心配なのは、神々の世界に招かれてすっかり情報が入ってこなくなったローゼマインと、命の危機を迎えているフェルディナンドです。
次巻は2026年刊行予定だそうですが、次の展開が気になり、今から待ち遠しいです。

2025/09/20

女神の化身となったハンネローレ。女神のおせっかいで婚約者候補たちからアプローチを受ける。
ダンケルフェルガーからは、上級騎士見習いの5年生ラザンタルク、上級文官見習いの6年生ケントリプス、第二夫人の子の領主候補生1年生のファオフェレーグ。
他領からはエーレンフェスト領主候補生の5年生ヴィルフリート、ドレヴァンヒェルの領主候補生の5年生オルトヴィーン、アウブ・コリンツダウムの元王族ジギスヴァルト。
コリンツダウムの主導で嫁盗りディッターをやることに。ツェント・エグランティーヌが介入し、貴族院でなるべく死者を出さないように開催する。
一方、ローゼマインは消えかけているフェルディナンドを救うため過去に戻り、ダンケルフェルガーの寮周辺からさらに20年前の中央へ。アダルジーザの実を魔石にせずエーレンフェストへもたらすよう戦う。
ダンケルフェルガーは自領の意思を統一するため寮内ディッターを開催。
ディッターと恋愛要素多め、挿絵がとても可愛い。
アニメは本編と別立てでハンネローレをやってほしいと希望。登場人物がだいぶ多くなってるのでどこかで相関図を作ってほしい。

2025/09/09

本編からすると少し先の世界の話ですが、過去を修正しに行って不在のローゼマインに変わってハンネローレが主役です
しかしまぁ、その「不在」の部分にもしっかり意味を持たせて本編読者には「おお！」と思わせる仕掛けがあったり、なかなか面白いです

ヴィルフィリートは本編に増してバカですね