商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2025/07/30 |
| JAN | 9784098634897 |
- コミック
- 小学館
宗像教授世界篇(06)
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宗像教授世界篇(06)
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商品レビュー
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「巨人たちの神話・後編」は前巻から続いて巨人族を扱う。巨人族と言われてもあくまで神話や伝説上の存在であり、とても実在したとは思えないのだが、日本のダイダラボッチ、ギリシア神話のタイタン族など宗像教授シリーズでは割と取り上げられるテーマである。今回宗像教授たちがアイスランドで彷徨っ...
「巨人たちの神話・後編」は前巻から続いて巨人族を扱う。巨人族と言われてもあくまで神話や伝説上の存在であり、とても実在したとは思えないのだが、日本のダイダラボッチ、ギリシア神話のタイタン族など宗像教授シリーズでは割と取り上げられるテーマである。今回宗像教授たちがアイスランドで彷徨った洞窟は、神々との最終戦争で滅んだ北欧神話の巨人族の遺体(跡)だったのだろうか。巨人族については著者がどこに惹かれていてどこに向かうのかが全くわからない。 「黒鍬と鉞」では再び物部守屋が登場。丁未の乱で物部軍と蘇我軍が激突し守屋が敗死すると、物部氏の残党は黒衣を纏って逃亡し身を隠した。「遊鐡民」の子孫である彼らは山に棲んで製鉄・鍛治を生業とし、男たちは幼い頃から坑道を這い回る過酷な労働を強いられる。そんな彼らに、父親は氏族に伝わる神話の英雄物語、母親は小さくても力持ちの少年の童話物語を語り聞かせて励まし慰めた。こうした物語が山から里に伝わり、金太郎、長じて坂田金時の伝説になったのだという。内容としては谷川健一『鍛冶屋の母』や高崎正秀『金太郎誕生譚』などが参考になるだろう。 「国生み」の主人公は、宗像教授の姪っ子三姉妹のひとり瀧の愛娘である勇魚(いさな)だ。地質学を研究していた彼女は、6年前に訪れた小笠原村西之島で火山弾の直撃を受け、左足が不自由になるとともに子どもを産めない体になっていた。その後彼女は地学研究員となり、最初はポンペイで、次いで鹿児島県炎婆島(ひばじま)で宗像教授と再会する。16,000年前にインドネシア方面から渡来した縄文人は、日本に火山の女神と国生み神話を伝えた。しかし、火山の女神に由来するイザナミとその夫イザナギとの「事戸の渡し」における激しい訣別の描写は日本独自のものだ。それがどのようにして生まれ、その場所がなぜ日向でなければならなかったのか。勇魚が図らずもそのヒントを与えてくれる。
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