商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2025/07/10 |
| JAN | 9784480076984 |
- 書籍
- 新書
賽の河原
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賽の河原
¥1,012
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
死者との向き合い方や供養の文化を深く掘り下げた本書は、津軽地方のイタコたちの伝統を通じて、日本人がどのように死者を思い、供養してきたのかを探ります。特に「賽の河原」という概念を通じて、亡くなった子どもたちの行先や、彼らをどのように記憶し続けるべきかについて考察がなされます。著者は、宗教社会学の視点から、歴史的な背景や文化の変遷を明快に解説し、現代における死者との関係性についても新たな視点を提供しています。また、イタコの口寄せをプロレスに例えるなど、ユニークな表現で読者を引き込み、文学的な香気も漂わせる内容に仕上げられています。読者は、死者を悼むことの意味や、供養の方法について考えさせられることでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
●賽の河原や口寄せをキーワードに日本人の死者との向き合い方・供養について考える本。 ●日本の供養の文化について学ぶ。 ●「親より先に死んだ子は、賽の河原で石を積む」。誰もが一度は耳にしたことのあるこの悲劇的な物語を入り口に、本書は日本人がいかにして「死者」と向き合い、その居場所を...
●賽の河原や口寄せをキーワードに日本人の死者との向き合い方・供養について考える本。 ●日本の供養の文化について学ぶ。 ●「親より先に死んだ子は、賽の河原で石を積む」。誰もが一度は耳にしたことのあるこの悲劇的な物語を入り口に、本書は日本人がいかにして「死者」と向き合い、その居場所を作り上げてきたのかを紐解いていく。わかりやすく面白いと感じたのは、イタコの「口寄せ」をプロレスに例えた表現。プロレスが、レスラーの技とそれを理解して受け止める客の双方がいて初めて「リアル」として成立するように、口寄せもまた、イタコの定型的な語りと、それを故人の面影に乗せて読み解く依頼者の双方がいて初めて、死者との対話という現実が生まれる。そこにあるのは、単なる真偽の問題ではなく、死者を真に「死者」として納得するための儀式なのだろう。「あの世」という考えが希薄になり、死者の居場所が「個人の記憶」へと移ろいつつある現代において、それでも私たちが「なんとなく」仏壇に手を合わせる理由は何なのか。本書は、その根底にある「廻向(えこう)」という、生者が死者のために何かできるという優しい接続点を考えさせてくれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
津軽地方の「イタコ」と各地の“賽の河原”へのフィールドワークを基に、供養(という儀式あるいは慣習)を通じて日本人ならではの死生観、宗教観まで考察。日常当然のように仏前や墓前で手を合わす行為の意味を改めて考える1冊。 現代の多様化した弔い方、供養の在り方による「彼岸の欠如」つまり“あの世”が無くなり“この世”だけになったという分析、供養の役割も死者を“死者”として彼我を分けるものから、生者側の記憶を重視するものになっているという考察は―個人的な意見は別として―興味深いものがあるが、供養の方式、そして考え方もずいぶん多様化したものだなという感想。生きている人間が行うのだから、そのニーズや都合が最優先されるのも当たり前と言えば当たり前なんだが。 位牌も祀らず納骨せずに手元に置いて(墓じまいが増えている現況だから致し方なしな面もあるか)個人の記憶を留めようとする人が増えているという現況は、正直決していいとは思えない。 ※あくまでも個人的見解です
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川倉賽の河原地蔵尊などのフィールドワークや一般の人々の供養実践の調査に裏打ちされた、供養ということの性質を論じる。イタコの口寄せはマスコミに作られたイメージとは全く異なり、聞く方にリテラシーを要するものである事、供養する側にとって死者とは何か、向き合い方やそのイメージが技術・社会...
川倉賽の河原地蔵尊などのフィールドワークや一般の人々の供養実践の調査に裏打ちされた、供養ということの性質を論じる。イタコの口寄せはマスコミに作られたイメージとは全く異なり、聞く方にリテラシーを要するものである事、供養する側にとって死者とは何か、向き合い方やそのイメージが技術・社会の進展によって変容してきている事が興味深い。
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