商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2025/07/04 |
| JAN | 9784047383067 |
- 書籍
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アルプスの歌
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アルプスの歌
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
今年の夏の甲子園が始まる前に出版された本です。自分も7月にとある書評で出会いました。刊行されてすぐ始まる本大会、8月のグラウンドでテレビに映らない、映ったとしてもアルプス席の応援団としてしか抜かれない控え選手を応援しよう、という著者の熱い想いを感じます。「はじめに」に書いてある『...
今年の夏の甲子園が始まる前に出版された本です。自分も7月にとある書評で出会いました。刊行されてすぐ始まる本大会、8月のグラウンドでテレビに映らない、映ったとしてもアルプス席の応援団としてしか抜かれない控え選手を応援しよう、という著者の熱い想いを感じます。「はじめに」に書いてある『本書に登場する控え選手たちは’24年度の3年生となる。なぜ、’25年度の選書を掲載しなかったのか。理由は簡単だ。今の高校野球を生きている彼らを「控え」と決めつけたくないからである。』この取材方針に本書のテーマは言い表されていると思います。さらに取材したアルプススタンドで高校野球を終えた選手の顔写真も監督やコーチと並べて掲載されています。それぞれの野球部の熱い物語を読み進めているうちに最後に辿り着くのが広陵高校野球部。ここで一気に今年、甲子園だけでなく高校野球全体を揺るがした事件にどうしても繋がってしまいます。大会辞退後、すぐ退任した監督とコーチの親子のインタビューも、何かうまく受け取ることができませんでした。また控え選手に光を当てようと印刷された顔写真もネットで加害生徒の情報が飛び交ったことを想起し危ういものを感じました。著者のプロフィールを見ると彼自身が高校野球体験者で3年間補欠だったエピソードが語られています。もしかしてこの本は、著者自身の過去の体験へのオマージュとして書かれているのかも、と感じました。だとしたら、ノンフィクションというより初めからフレーミングされた取材だったのかもしれません。ただ広陵高校の章が無ければ、こんな風には感じなかったかも、と思うと考えさせられてしまいます。ただ巻末のタイガース横田選手のインタビューは素晴らしいです。
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強豪高校の野球部の控え選手たちの葛藤と活躍を描くノンフィクション。 聖光学園、関東一高、慶應、星稜、中京大中京、滋賀学園、報徳と偶然タイムリーな広陵。特別インタビューとしてマネージャー、控えの経験もある異色経歴の阪神湯浅。 一学年で30人前後の野球部員。ベンチ入りできないメン...
強豪高校の野球部の控え選手たちの葛藤と活躍を描くノンフィクション。 聖光学園、関東一高、慶應、星稜、中京大中京、滋賀学園、報徳と偶然タイムリーな広陵。特別インタビューとしてマネージャー、控えの経験もある異色経歴の阪神湯浅。 一学年で30人前後の野球部員。ベンチ入りできないメンバーの方が多いのが現実。葛藤もあろうが応援団や練習パートナーとして頑張る子達を描いた感動のノンフィクション。
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良書。競技は違うが、自分自身も高校時代のメンバー外の経験が、今の生き方の礎になっていることを再認識した。多感な時期に辛い思いをした経験はこの先必ず生きるはず。人の痛みが分かる人になれる。一方、今の時代はメンバー外にも存在価値があることが少々羨ましく感じた。
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