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脳は世界をどう見ているのか ハヤカワ文庫NF617自然科学
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/07/03 |
| JAN | 9784150506179 |
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脳は世界をどう見ているのか
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脳は世界をどう見ているのか
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商品レビュー
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著者がもともと携帯端末Palmの開発者であったこともあり、人工知能に関するトピックも扱われているが、興味深いのは、やはり新しい脳理論について述べた第1部である。 著者の設立したヌメンタ社における研究によれば、脳の新皮質は「皮質コラム」と呼ばれるニューロンの塊を一つの単位として働い...
著者がもともと携帯端末Palmの開発者であったこともあり、人工知能に関するトピックも扱われているが、興味深いのは、やはり新しい脳理論について述べた第1部である。 著者の設立したヌメンタ社における研究によれば、脳の新皮質は「皮質コラム」と呼ばれるニューロンの塊を一つの単位として働いている。 そして、それぞれの皮質コラム(計15万個!)は、構造的には同等のものであって、しかも共通のアルゴリズムに従って働いている。 もっとも、皮質コラムは場所によって異なる役割(例えば視覚を担当するか触覚を担当するか)を持っており、役割の異なる皮質コラムが組み合わさって認識や思考が形成されている。 また、著者は、皮質コラムの本質的な機能は、モデル化及び予測であるという。 「停止しているエスカレータ」を上り下りする際の経験を思い出すと、これが腑に落ちる。 エスカレータが停止していることは明確に認識しているのに、最初のステップに足を乗せる時の体重移動は、どうしても動いているエスカレータのステップに乗る時と同様になってしまう。 これは、脳が「エスカレータに乗る時の身体の動き」をモデル化しており、「エスカレータに乗ること」を予測すると、それが停止している時でもそのモデルに従った動きをするよう、脳が身体に指令を出しているからだろう(なお、本書によれば、新皮質は直接的に「指令」を出すのではなく、まずは古い脳に「依頼」を出すのだという。)。 脳の構造という点からもう一つ重要なのは、主に生命維持や情動を掌る「古い脳」(旧皮質)と、知的機能を担う「新しい脳」(新皮質)の区別である。 人は「古い脳」なしには生きていけないが、著者は「古い脳」のために人類が滅亡してしまう可能性があるとも主張している。 本書では、例えば外国人に対する排外的な行動も「古い脳」による本能的なものと説明されており、昨今の国際/国内情勢を見ていると、「古い脳」が世界を滅ぼすこともあり得ない話ではないと思えてくる。
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脳に関して現在分かっているしくみを学べた。 脳は知識や経験を座標で蓄積するんだ! ノートや辞書のように並べてるんじゃないんですね… そして脳内にモデルを作り、それを基に予測しながら世界を見ているというのも驚いた。脳の予測と違うことが起きると誤りに注意を向けて脳内モデルを更新する。...
脳に関して現在分かっているしくみを学べた。 脳は知識や経験を座標で蓄積するんだ! ノートや辞書のように並べてるんじゃないんですね… そして脳内にモデルを作り、それを基に予測しながら世界を見ているというのも驚いた。脳の予測と違うことが起きると誤りに注意を向けて脳内モデルを更新する。 日常の慣れきった行動は(脳内予測と同じなので)無意識に行うが、何かちょっとした違和感を感じるとそちらに意識が向く、というのはのその予測モデルから外れるせいなのか! また先ほどの座標の話も、たまたまXで「育児疲れで義実家で爆睡後起きた母親が『私は今学生?就活してるんだっけ?あ、子供を産んで育児中だった…』と一瞬自分の時空を見失った話」を読み、ああこれは疲労などで脳内で座標の混乱が起きたせいで脳が時空を含めた現在軸を一瞬見失った話だったのか!と合点がいった。 記憶喪失とかもそうなんだろうな。 言葉は理解できるし、身体機能も問題ないし、常識も覚えているのにある記憶だけ抜け落ちたり混乱したりするのは、その記憶に関する座標がうまく機能しなくなっているせいなのだろう。 また古い脳と哺乳類だけにある新しい脳(新皮質)の違いも分かった。 人間の筋肉などの身体機能は古い脳でしか制御できず、知能を担う新皮質は直接筋肉に作用することはない。 また、我々の行動を導く「感情」というものは古い脳から生まれる。 人間の行動は「感情」から生まれ、古い脳が攻撃的なら攻撃行動をうまく行うために新皮質のモデルを使用し、古い脳が情け深い人なら新皮質のモデルを情け深い目標を達成するために使う、とも。 つまり新皮質や知性それ自体には目標はなく、古い脳が自らの目標を達成させるためにそれらをうまく使っていると。 そういえば私は学生の頃人前に出る、発表するというのがとても苦手で、自分の順番が近づいてくると、勝手に心臓がバクバクと激しく動悸し顔には血が上り、声が震えてどうしようもなくて、頭のなかでは大したことないから落ち着きたいとどんなに思っていても体の反応が頭と逆だった。それは古い脳が「ほかの人間」「人前」を評価してくる敵と認定していて、血流と心拍数を上げて戦闘態勢と恐怖の心理作用を起こしてたんだな…新皮質(知能)は古い脳を制御できないし、つまり身体機能も制御出来ないので、だからいくら落ち着けと心で思ってもだめだったんだな、と理解できた。 (こういう場合はいくら言葉や頭のなかで言い聞かせても身体反応を制御できないので、同じように身体的な行動である深呼吸などが大いに効くらしい。気休めじゃなかったんだ…) 後半はAIの話。 機械の知性と意識について。 AIには人間と同じような自己更新できる知性ある新皮質のような脳が必要だ。AIは意識は持つだろうが人間の古い脳のような死への恐怖や悲しみといった要素は不要なのでそれをわざわざセットすることはないという前提で、感情はないだろうとも。 後半ではAIの話と並行して、人間は古い脳によって感情を支配されているのでせっかくのテクノロジーを誤った信念を持つ人たちに悪用されやすく、滅亡の可能性を捨てきれないと言った重点を置く。 ただ著者は古い脳に対する新しい脳(知能)の勝利を希望してやまない、ハッピーエンド志向で終わらせているのが、警告はあるものの恐怖を煽らない良いまとめ方で良かった。
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とにかく読みづら~~~!例え話やピンと来ない例が多すぎて、日本人というか文系のわたしに向かなかった。座標系を用いて全ての物事を認識することなどには納得できた。個人的に、脳とAIなどのコンピュータの考え方について近接距離の分野であるため、皮膚のことに間違いはないだが「スキン」の表現...
とにかく読みづら~~~!例え話やピンと来ない例が多すぎて、日本人というか文系のわたしに向かなかった。座標系を用いて全ての物事を認識することなどには納得できた。個人的に、脳とAIなどのコンピュータの考え方について近接距離の分野であるため、皮膚のことに間違いはないだが「スキン」の表現の方がより身近に思える。そこから、人類存亡や遺伝子に向かうことは学問として全てが繋がっているのことに興味が持つことができるし、深く掘り下げたいとも思えたが、いかんせん読みづら~読後感が疲れた。己の知識の低さにびっくりする。
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