しふく弁当 ききみみ堂

冬森灯(著者)

• 販売会社／発売会社: 双葉社
• 発売年月日: 2025/06/18
• JAN: 9784575248258

商品レビュー

2025/11/19

冬森さんの物語は、美味しくて、暖かくて、優しい。
今回の舞台は、お弁当やさん。
それぞれの、思いをこめて、一歩踏み出す後押しができる、そんなお弁当。

暖かな気持ちに浸れました。
最後の盛り上がるところが、展開が早々にわかってしまったのが、ちょっと残念。

2025/11/02

「みちを開く鮭弁当」
ひっくり返した魔法。
何度も言われすぎて諦めている部分もあるのかもしれないが、こればかりは向き合う時間が必要になるだろうな。

「星を探すハンバーグ弁当」
ヨワシから変わる時。
突然のことに冷静さを失ってしまったのだろうが、事情を説明してみれば案外問題なく事は進んだかもしれないな。

「咲きそめる花づくし弁当」
一緒に祝う相手とは。
何もかもが上手くいかず最悪な気分が、たった一つの出来事で上向きになれたのは考え方が変わったからだろうな。

「思いさますローストビーフ弁当」
探し出すのは夜の間。
連日頑張って仕事をしているのだから、帰ってきた時に一言お疲れ様と言うだけでも届く言葉は違ってくるだろう。

「虹を架ける幕の内弁当」
食中毒の原因はどれ。
全員を満足させろと言われても、その時に望むものが違っていれば選択肢がない状態ではかなり難しいことだろう。

2025/10/19

ある町の隠れた小さなお弁当屋さんを中心にしたストーリー。進むにつれてそれぞれの登場人物の過去から展開して物語が進む。料理も実際の料理書から参考にされていて丁寧な料理が連想されやすい。料理寄せなので仕方ないがストーリーが少しクサいところもあるので、もう少しそういうことか！と思わせてくれる内容だと嬉しいかも