商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2025/05/27 |
| JAN | 9784309631899 |
- 書籍
- 新書
ファンたちの市民社会
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ファンたちの市民社会
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
ただ資本主義経済に流されて消費するような推し活ではなく、まっすぐ自身の欲望に向き合い、そこから生じる結果を引き受けつつ楽しい「推し活」をしましょうと啓蒙しアジテーションする一冊。 この本では、英語圏における「ファン研究」をベースにファン活動と市民活動を結びつけて語られていく。何冊...
ただ資本主義経済に流されて消費するような推し活ではなく、まっすぐ自身の欲望に向き合い、そこから生じる結果を引き受けつつ楽しい「推し活」をしましょうと啓蒙しアジテーションする一冊。 この本では、英語圏における「ファン研究」をベースにファン活動と市民活動を結びつけて語られていく。何冊か「推し活」についての本を読んだがこの方面の分野は読んだことがなくて、概念を読み込むのに時間がかかったのが実際のところだ。特に飲み込みづからかったのは、「イメージに縮減された他者を利用することの根源的な悪さ」というフレーズ。人間は言葉を使う以上、どんなに気をつけても他者をイメージに縮減してしまう、ここまでは分かる。けれどもそれがどう悪さを振るうのか、他者に記号的暴力を振るうということがどういうことかというのが結局のところ観念的で、私には理解しづらく感じた。
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ファン研究という分野の知識が全くない状態で読んだので、すごく難しかった。文章は無駄がなく、論理的で読みやすいんだけど、著者が何をいいたいか、を咀嚼するのに時間がかかる感じ。 最後の段落がとてもよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
悪さを自覚しながらの推し活を。 ファン研究の入門書。その行動に資本主義的な欲望の問題、そして政治活動に利用されること、そもそもすべての源にある欲望と、なぜファンになるのか、なぜ推し活をするのか、など広く話題を提供している。アイドルとファンの関係、当事者と非当事者の活動、観光地化と聖地巡礼、二次創作の権利、自炊と文化の盗用など、興味深い視点がたくさんあった。文献紹介にも気になるものがたくさん。 自分の欲望を否定することはできない。欲望を表現するのは構わない。しかしそこにある非対称性から生まれる暴力を認識すること。社会的には認められない欲望の源に、自分が本当に求めているものを見出すこと。二次創作もするし読むし、アイドルや宝塚を追いかけるし、それでいてジェンダーに関しては苛立つこともあるし、の自分が腑に落ちた。まず記号的なものから入り、そこから深く入り込んで学ぶこと。フィクションから現実の問題に気付いて、自分のできることに繋げること。良いことをしようとしても、誰かを踏みにじる悪さを自覚すること。 世の中は移り変わるから、今隠れている問題が後世で取り上げられて、自分の悪事が指摘される時が来るだろう。その日を楽しみに待てるように、今日も自分の好きなことを探していこう。
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