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花だったころ
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花だったころ

ゆずりはすみれ(著者)

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花だったころ

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 田畑書店
発売年月日 2025/05/10
JAN 9784803804713

花だったころ

¥1,980

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2026/02/15
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大好きになった【ゆずりはすみれ】さんの詩集。 この詩集の『花』という詩の中の一節、 わたしたちが わらったり ないたり おこったり おどろいたり するのは 花だった頃の 名残だろうか に、衝撃と感動を覚えたのがきっかけ。 文庫より一回り大きいサイズの愛らしい本 きっかけとなった『花』を全編読んでみたら、「死」と「生」の詩だった。 *** 『花』 ゆずりはすみれ わたしたちが わらったり ないたり おこったり おどろいたり するのは 花だった頃の 名残だろうか ひとひらの たなごころを ひらいて とじて 隣で ひとが 車が来るのを待っている 久し振りに見た 顔は うっすらと 冷えた膜に 覆われていて あ、もう いないのだと たずねないでも 分かってしまう (きれいな顔だったね (あんな顔だったかな まわりに添えられた 写真 朗らかな 笑顔は いくつもの一瞬の 切り取りでしかないが 残されたものたちが さいごに それらを選び取るのは 惜しみない 親愛のため それとも せめてもの 償いからか 手を合わせて 顔を上げると たくさんの 花があった 生まれた時から あの世への片道切符だけ持っている ほころぶつぼみが どれも 萎れるように咲くように わたしたちも いずれ そこへ行きます それまでは ひらいて とじて ひらいて とじて とりとめもなく くり返し *** ★感想 いいですね。 わたしたちは花のように生き、花たちもわたしたちのように生きているのでしょうね。 片道切符だけ持って。 花が開くように、毎日、毎日、目を覚まし、いずれ萎れて落ちてゆく。 花とわたしたちの境界が曖昧になる感じが気持ち良いです。 *** ゆるくつながってるような二十二編の詩の、寄せては返し、寄せては返す、波のような、親しい者の寝息のようなリズムが、安心を感じる。 よい詩人さんを見つけました。

Posted by ブクログ

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