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覚悟 文春文庫
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覚悟 文春文庫

フェリックス・フランシス(著者), 加賀山卓朗(訳者)

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覚悟 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2025/05/08
JAN 9784167923709

商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2026/06/07

節目節目でシッド・ハレーを再登場させることは理解する。読めば面白いし。今作はチコが帰ってきたのもうれしい。 でもやっぱり競馬シリーズは都度新しい主人公を登場させていくところに魅力があると思っているので残念な気持ちもある。 ただ、出版社がシッド・ハレーの登場作しか信用していないみ...

節目節目でシッド・ハレーを再登場させることは理解する。読めば面白いし。今作はチコが帰ってきたのもうれしい。 でもやっぱり競馬シリーズは都度新しい主人公を登場させていくところに魅力があると思っているので残念な気持ちもある。 ただ、出版社がシッド・ハレーの登場作しか信用していないみたい(本作より前に刊行されたものを邦訳していない)なので危機感を覚える。 今作のシッド・ハレーが金融資産の運用やベンチャーキャピタル的なことで稼ぐことに内心で満足していないという、21世紀的な訴求ポイントもあるのだし、なんとかなりませんかね?(文春もしくは早川向けのメッセージ?)

Posted by ブクログ

2026/05/23

私にとっても本当に久しぶりのシッド・ハレー!チコも提督もいる! 早川書房から出ていた競馬シリーズは最初に単行本で「証拠」を読んではまって 早川文庫の緑の表紙を集めていました。 この後も追いかけていきたいと思います。 好きなシリーズものを読み続けることができるのは読書の楽しみ。

Posted by ブクログ

2025/12/19

 作者フェリックス・フランシスは、ディック・フランシスの息子である。そのディック・フランシスは、イギリス競馬のチャンピオン・ジョッキーにしてミステリ史上に輝く「競馬シリーズ」の著者である。このディック・フランシスと「競馬シリーズ」のことならどれだけでも語ることができる。僕自身の生...

 作者フェリックス・フランシスは、ディック・フランシスの息子である。そのディック・フランシスは、イギリス競馬のチャンピオン・ジョッキーにしてミステリ史上に輝く「競馬シリーズ」の著者である。このディック・フランシスと「競馬シリーズ」のことならどれだけでも語ることができる。僕自身の生涯において、これほど新作が待ち遠しかったシリーズはないからだ。そのディック・フランシスが往生を遂げ新刊を待つこともできなくなって長い時間が過ぎ、息子による「「新・競馬シリーズ」を読むことができた頃は、この上ない喜びである。  人気シリーズを息子が引き継いだと言っても、実は旧シリーズの最後の数冊は親子の共同名義になっている。それ以前から、競馬シリーズは父フランシスを中心に妻や子との共同作業によって書かれてきた面があるそうだ。個人営業の飲食店のようなものかもしれない。そういう意味では、伝統あるというか、のれんがちゃんと受け継がれたような感じで悪いものではないし、以前と同じような気持ちで「待ってました」と思って手に取った。  ただ(飲食店の例を続けるなら)、初代の味が素晴らしければ素晴らしいほど、二代目は大変になる。「二代目が関わるようになってから少し味が落ちたな」とか「やっぱり先代の頃が懐かしい」とか言われがちなものだ。じつはこのシリーズについて、個人的にはそんな気持ちでいた。旧競馬シリーズは名作揃いであったとは言え、時期により作品によりそれなりに差がある(最も?な作品でも高水準であることは間違いないが)のは確かだが、二代目が前に出てくるにつれて何かしらの違和感を感じたのは確かである。二代目の単独作となったこの「覚悟」では、その違和感がさらに強くなった感が否めない。  作品としてはとても面白い。シッド・ハレーの5度目の登場ということも印象強い。このシリーズでは「ここぞ」というところでシッド・ハレーが登場する。それだけ印象が強いヒーローだし、フランシス作品の根源的なテーマを体現している主人公だからだ。「利腕」で最も明確に示された「自己との戦い」というテーマは決して古びることなく人の心を打つ。再登場する度にドキドキしながら読み、感動で一杯になって最後のページを閉じたものだ。  作品としては確かに面白い。でもハレーの何かが違う。有り体に言えば、少し雑に感じる。よく考えると以前のハレーだって同じような行動をしているのだが、その奥にある深みのようなものがちょっと違う。かつては痛みに耐えた力強い行動に感じたものが、今は無神経で軽率な行動に感じられてしまう。こっちの先入観かもしれないけれど、一度そう感じてしまうと目についてしまう。旧シリーズの最後の方では主人公のキャラクターとして感じようとしていたが、ハレーが主人公となるとそうもいかない(本音を言うと「再起」あたりからそんな感じはある)。もしかすると父フランシスが本物のジョッキーであったのに対し、子フランシスは教師や実業家だったからかもしれない。  くどいかもしれないが、作品としては面白い。個人的には女性や子どもに危機が迫りかねないような話は読んでいてキツいが、それも含めてとてもよくできたサスペンス小説だと思う。これからも、このシリーズは追いかけていくと思う。ワクワクしながら手に取り、楽しく読み、ぶつぶつ言いながら、それでもやっぱり次を楽しみにするのだと思う。こんなことを言えるのも含めて、「祝!復活」である。

Posted by ブクログ

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