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文学理論の名著50
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文学理論の名著50

大橋洋一(編者), 三原芳秋(編者)

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文学理論の名著50

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2025/03/25
JAN 9784582703719

文学理論の名著50

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2025/04/27

詩における「曖昧」という鍵概念(エンプソン) 隠された「真の意味」を正確に読み取る「責任ある」批評家(エンプソン) バフチン的カーニヴァル、ラディカルな大衆主義的聖像破壊 文学には個々の作品を超越した「ことばの秩序」がある(フライ) 現実と対峙する「アンガージュマン文学」の真髄(...

詩における「曖昧」という鍵概念(エンプソン) 隠された「真の意味」を正確に読み取る「責任ある」批評家(エンプソン) バフチン的カーニヴァル、ラディカルな大衆主義的聖像破壊 文学には個々の作品を超越した「ことばの秩序」がある(フライ) 現実と対峙する「アンガージュマン文学」の真髄(サルトル) 夢や機知、言い間違いに無意識の働きを解明する鍵を求める(フロイト) 患者の発話の奥に抑圧された性的な感情を読み取る(フロイト) フロイトの「無意識」概念の言語学・サイバネティクスによる再解釈(ラカン) 「よく分かっているが、それでもやはり…」というフェティシズムの本質(ラカン/ジジェク) 他者に受動的反応(泣く、笑う、恐れるなど)を委託する現象(ラカン/ジジェク) バロックのアレゴリー:価値が剥奪された空虚な世界への知的な対抗策(ベンヤミン) 「文学ジャンルとしての批評の再建」の志(ベンヤミン/アドルノ) 生の全体性の理念が政治的全体主義へ矮小化・亜流化(ルカーチ) 複数の考え・評価・言説間の競争を含む「内的な説得力のある言葉」(バフチン) 芸術の目的は、(常態化された)事物を「異化」すること(シクロフスキー) 「異化」によって引き起こされる認識プロセスの増大・延長(シクロフスキー) 芸術が悪い世界への反抗となりうる「容赦のない自律性」(アドルノ) 自律的なものが証言するユートピア的なものの「仮象ならざる出現」(アドルノ) 文学の言語が日常言語の「コード」の拘束力を宙づりにする力(フーコー) 「言葉における反復可能なものの反復」こそが批評である(フーコー) 物語分析の方法論:「時間」「速度」「焦点化」(ジュネット) 「誰が語っているか」「誰が見ているか」という焦点化の問題(ジュネット) 西洋がオリエント(東洋)を表象する方法と権力の結びつき(サイード) 西洋のオリエント認識は植民地事業の根幹に位置づけられる(サイード) 反抗的・抵抗的なグローバルな連帯のために書くこと(サイード) 言語における比喩と換喩、その「脱構築的な読み」(ド・マン) 物語論と時間経験の探究を組み合わせる(リクール) テキストを静的な構造ではなく動的な「働き」として捉える(リクール) 『ピーター・パン』:「子ども」語りの不可能性を示す「記念碑的作品」(ローズ) サバルタン(被抑圧者):帝国主義的歴史叙述の中で失われる声(スピヴァク) イデオロギーは「知っている」ことではなく「やっている」ことのレベルで作用する(ジジェク) クローゼット(性的指向を隠すこと)と公開/秘密の境界(シージョヴィンク) 他者のセクシュアリティの知識をコントロールすることが権力の源(シージョヴィンク) クィア・スタディーズ:異性愛/同性愛というカテゴリ自体を問い直す 外部の政治・経済権力に対する自律性を明確化する「文学場」(ブルデュー) 文学作品における黒人表象の他者化・対象化(モリスン) 世界システム論:近代文学の中心からの「波及」と各地での「妥協」(モレッティ) データ分析(グラフ、地図、系統樹)を用いて文学史を視覚化(モレッティ) 人新世:人間自身の思考を根本的にやり直す必要性 労働者が既存の「政治」の境界線を再定義する実践(ランシエール)

Posted by ブクログ