商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | スターツ出版 |
| 発売年月日 | 2025/03/28 |
| JAN | 9784813717225 |
- 書籍
- 文庫
ゲーム実況者AKILA
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ゲーム実況者AKILA
¥737
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商品レビュー
3.6
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ミッチョさん?」 話しかけられる前から、たぶんそうだと思っていた。遠目に目があったことでこちらが待ち合わせの相手だと確信したらしいチトセが、オレンジ色のキャリーケースの車輪をゴロゴロ鳴らして近づいてきた。 現実感がないまま互いに相手が間違いないかを確認して、近くにあるチェーンのコーヒー店へ向かった。 「オタク同士でオフ会する時は、結構、カラオケルームとか使う時もあるんですけど」 道中でチトセはずっと喋りつづけていた。その間を周助のか細い相槌の声が縫う。 「ちょっと歩くんですけど、すみません」 「はい」 「ミッチョさん背高いですねぇ! 一七五くらい?」 「はい」 「羨ましいっす。しかし暑いですね!」 「はい、めっちゃ、暑い」 「オフ会マジで初めてなんですかですか?」 「はい」 「もしかして緊張してます?」 「はい」 「私もです! てか、」 歩きながら、チトセが宙を嗅ぐような仕草をした。 「この辺めっちゃ、海の匂いしません? いや海なんですけど、ビッグサイトのあたりよりも、なんか独特の匂いがするっていうか」 「汽水なのかも」 周助は言った。 「キスイ?」 「海と川が合流して、海水と淡水が混じってる状態のことを汽水って言うんです。ここら辺は汽水域で、だから独特の匂いがするのかも」 「そうなんですか?」 「わかりませんが」 「わからんのかい」 チトセが笑った。急に言葉尻を変えた突っ込みに少し面食らったが、気さくさに救われた気持ちになる。彼女の鼻が検知したのは潮の匂いではなく自分の臭いではないだろうかという不安を頭の隅に追いやりながら、少し前を歩く彼女のコンバースを眺めた。 初めて会ったチトセは、事前に知っていた通り小柄で、想像していたよりも、快活だった。でもその明るい声のトーンには、クラスの一軍と呼ばれる女子たちの声にはない濁りのようなものがあって、ああ、オタクなんだな、と安心した。
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ネットの世界とリアルな世界との衝突。 2作品とも妙に生々しくて良かった。 主人公がどちらも陰湿で、子供っぽいところがあって共感は出来ないけど、想像がしやすかった。 ニキほどのインパクトは無かった。
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ネットの世界がすべて虚像の世界だとは思わないが、「なりたい自分」に手軽になれる場所であり、無感情に人を蔑める場所でもある そんな生活の一部にもなっている世界を題材にした作品ではあったけど、あまり響かなかったです
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