商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
5つの浪人?を主人公にした短編集。 本のタイトルが「信念」となってるだけあって いかほどの漢が出てくるのかと期待して読んでみましたが… 「薯粥」 身を削り裕福でない足軽達に剣を教える浪人の話。こんな聖人いるわけない!と思う私の心はやはり荒んでるんだと思う。 「異聞浪人記」 己の命...
5つの浪人?を主人公にした短編集。 本のタイトルが「信念」となってるだけあって いかほどの漢が出てくるのかと期待して読んでみましたが… 「薯粥」 身を削り裕福でない足軽達に剣を教える浪人の話。こんな聖人いるわけない!と思う私の心はやはり荒んでるんだと思う。 「異聞浪人記」 己の命を賭して家族の仇討ちをなす浪人の話。まさにこの本のタイトルに相応しい内容でした。この時代丁髷切り落とされることが どんな意味になるかって知りました。 「鬼の影」 赤穂浪士討ち入りの前日譚。 大石蔵之介が、討ち入りに乗り気ではなかったってのは知ってましたが、真相はこの話の通りなのかも知りませんね。主君の仇討ちよりも藩の再起を優先させる。これもまた信念。 「うわき国広」 ここから話の内容が軽くなってきます。 刀収集マニアの旗本2人に板挟みとなる刀商人の話。まあ、笑い話です。 「敵待ち」 命を狙われた町人の用心棒を引き受けた傘貼り浪人の話。ちょっとしたミステリー話でした。 町人と浪人のやり取りで、すぐオチが分かってしまった。 漢が出てきたのは前の3つの話で、後の二つは信念とはちょっと違うような気が…お話としては面白かったんですけどね。 どれも良く言えば読みやすく手頃な長さの話、悪く言えば短くて物足りない話でした。
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「芋粥」自分の人生という時間も、稼ぎ出したお金も惜しみなく分け与えるそんな生き方何人ができる? 「異聞浪人記」復讐は叶ったけど…悲しい。勧善懲悪と言うか、因果応報というか…好意が好意で返らぬこともある。善が報いられぬこともある。何度も経験して知っているのに、話が進むにつれ、憤り...
「芋粥」自分の人生という時間も、稼ぎ出したお金も惜しみなく分け与えるそんな生き方何人ができる? 「異聞浪人記」復讐は叶ったけど…悲しい。勧善懲悪と言うか、因果応報というか…好意が好意で返らぬこともある。善が報いられぬこともある。何度も経験して知っているのに、話が進むにつれ、憤りを覚える物語だった。 「鬼の影」流石というか。葉室麟氏の文章には何時も不思議な高揚感を覚える。お家復興を第一に考える大石。殿の敵討ちを考える安兵衛。対立の中にある根っこの志の熱さ。 「うわき国広」趣味が高じた大騒動。楽しい話に笑いが尽きない。 「敵討ち」ラストが宮部みゆきさん。 ミステリーの世界へ秒で引き込まれる。
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【収録作品】 「薯粥」 山本周五郎 「異聞浪人記」 滝口康彦 「鬼の影」 葉室麟 「うわき国広」 山本兼一 「敵持ち」 宮部みゆき 「薯粥」頑固者の生き様がなんとも懐かしく感じられる。 「異聞浪人記」浪人の悲哀。安泰な側のおごり。 「鬼の影」赤穂浪士もの。 「うわき国広」国広...
【収録作品】 「薯粥」 山本周五郎 「異聞浪人記」 滝口康彦 「鬼の影」 葉室麟 「うわき国広」 山本兼一 「敵持ち」 宮部みゆき 「薯粥」頑固者の生き様がなんとも懐かしく感じられる。 「異聞浪人記」浪人の悲哀。安泰な側のおごり。 「鬼の影」赤穂浪士もの。 「うわき国広」国広マニアと虎徹マニアの旗本の諍いに巻き込まれた刀剣商。 「敵持ち」命を狙われた料理人が同じ長屋住まいの浪人に用心棒を頼む。宮部みゆきは巧い。
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