キリスト教綱要 初版 講談社学術文庫2850

ジャン・カルヴァン(著者), 深井智朗(訳者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2025/02/14
• JAN: 9784065387825

商品レビュー

2025/03/19

第一章: 救いと義

- 人間の義の不完全性: 誰一人として完全な義を持つことはできず、すべての人が呪いと永遠の死を受ける必要がある。
- 救いの必要性: 自己の行いによって義を獲得することは無理であり、他の救いの方法、すなわち罪の赦しを求める必要がある。
- 神の恩恵: 神は謙虚な者に恩恵を与え、怒りから免れる救済を提供する。

第二章: キリストの役割

- イエス・キリストの役割: キリストは私たちの罪の代価を支払い、神の義に対する負債を完済した。この行為によって神の怒りを鎮め、私たちを罪から解放した。
- 新しい命: キリストの復活により、信者は新しい命を得て、義に生きる力を与えられる。その結果、信者は神の子となる。

第三章: 律法の役割

- 律法の機能: 律法は信者にとっての指針であり、何が正しいかを考えさせる役割を果たす。
- 信者の経験: 信者は自らの努力にもかかわらず、肉体においては怠惰であり、律法の役割を通じて神の意志を学ぶ。
- 律法の解放: 律法は信者を呪いから解放し、神の意志に従うための助けとなる。

第四章: 祈りと赦し

- 祈りの本質: 祈りは自らの心を神に注ぎ出すことであり、神の慈しみを求める行為である。
- 負債の赦し: 自分の負債を神に赦してもらうためには、他者の負債も赦す必要がある。この赦しは神の恩恵から来る。

第五章: サクラメントの意義

- サクラメントの役割: サクラメントは神の恩恵を受ける手段であり、信者に対する神の善き意志を示す。
- 信仰とサクラメント: サクラメントの効力は、信じることに依存し、信仰がなければ真の恩恵を受けることはできない。

第六章: 教会と信仰

- 教会の役割: 教会は信者が神の言葉に耳を傾け、信仰を深める場である。
- 教会の権威: 教会の権威は神から与えられており、信者はその教えに従う義務がある。