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はじめての大乗仏教 講談社現代新書2764
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はじめての大乗仏教 講談社現代新書2764

竹村牧男(著者)

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はじめての大乗仏教 講談社現代新書2764

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2025/01/23
JAN 9784065383582

はじめての大乗仏教

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2025/02/08

1. 宗教の衰退と不滅 1.1 宗教の衰退論 - 現代社会において、宗教は説得力を失い、多くの人々がその価値に疑問を抱いている。 - 過度な合理化、分業化、専門分化により、人々は機械的な役割に分解され、自らの存在意義を見失いがちである。 - 公的な世界観が失われた結果、個人は私...

1. 宗教の衰退と不滅 1.1 宗教の衰退論 - 現代社会において、宗教は説得力を失い、多くの人々がその価値に疑問を抱いている。 - 過度な合理化、分業化、専門分化により、人々は機械的な役割に分解され、自らの存在意義を見失いがちである。 - 公的な世界観が失われた結果、個人は私的なアイデンティティを求め、宗教団体に依存することなく、哲学や文学、芸術などから個々の価値観を探求する傾向が強まっている。 - このような背景から、宗教の衰退は避けられないとされる。 1.2 宗教不滅論 - 一方で、宗教不滅論は、個々の人間の存在意義の探求が根本的に宗教的な営みであると強調する。 - 人々は自己の意味を求め続け、宗教はその探求の一環として存在し続けるという見解。 - したがって、宗教は消滅することはないとされる。 1.3 両者の共存 - 宗教の衰退論と不滅論は、宗教の捉え方が異なるため、矛盾するものではなく、両方の視点が正しいとされる。 - 現代の宗教理解において、これらの見解が共存することは重要である。 2. 仏教の教え 2.1 四諦の教え - 仏教は「四諦」の教えを中心に構成されており、苦しみの存在とその原因、苦しみからの解脱の道を示している。 1. 苦諦: 人生は苦しみに満ちている。 2. 集諦: 苦しみの原因(無明や煩悩)が存在する。 3. 滅諦: 苦しみを超えた境地(涅槃)がある。 4. 道諦: 苦しみを滅するための修行の道がある。 2.2 キリスト教との違い - キリスト教が原罪からの救いを説くのに対し、仏教は苦からの解脱を根本的な特徴としている。 3. 大乗仏教の発展 3.1 大乗仏教の成り立ち - 大乗仏教は、民衆の宗教的救済を求める形で発展した。 - 部派仏教に対し、より深い教理と実践を提供し、広範な人々の欲求に応えることを目指した。 3.2 修行内容 - 大乗仏教における修行の重要な教義には「六波羅蜜」があり、これには布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧が含まれる。 4. 縁起の教え - 仏教では「縁起」の概念が強調され、すべての現象は相互に依存し合っているとされる。 - 縁起の理解は、因果関係の新たな視点を提供し、現象の無自性を認識することに繋がる。 5. 教えの現代的な意義 - 仏教の教えは、現代においても自己の存在意義や生き方を考える上で重要な指針を与える。 - 生死輪廻の教えが持つ意味は、自己のあり方を理解し、他者の苦しみに対する思いやりを育むことに寄与する。

Posted by ブクログ