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能登早春紀行 中公文庫
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能登早春紀行 中公文庫

森崎和江(著者)

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能登早春紀行 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2025/01/22
JAN 9784122076105

能登早春紀行

¥1,056

商品レビュー

2.7

3件のお客様レビュー

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2026/03/20

著者は1927年朝鮮大邱生まれ。1923年生まれの司馬遼太郎氏と同世代。「能登早春紀行」と「津軽海峡を越えて」の2編を収録する。同じく紀行文である司馬氏の「街道をゆく」が歴史を中心に触れているのに対し、本書は人々の生活、民俗に重きを置いている。 第一部は冬の能登半島を時計回りに...

著者は1927年朝鮮大邱生まれ。1923年生まれの司馬遼太郎氏と同世代。「能登早春紀行」と「津軽海峡を越えて」の2編を収録する。同じく紀行文である司馬氏の「街道をゆく」が歴史を中心に触れているのに対し、本書は人々の生活、民俗に重きを置いている。 第一部は冬の能登半島を時計回りにぐるりと一周。各地に笑い話が伝わる。千浦の又次(沖で船から包丁を落とし、港に戻ってから船につけた目印を手がかりに海に潜って探す話)、引砂のサンニョモン(3つまとめて三文や、全裸で松茸売った話)。 浄土真宗の宗徒が多い地域はこういった昔話や民話が少ないと、司馬遼太郎先生がどこかで書いていたような気がするが、加賀の本拠地・金沢と文化的に違うのだろうか。江戸時代から北海道のニシン漁に漁業労働者を送った土地柄とのことで、日本海沿岸各地の人々と交流があったためかも知れない。

Posted by ブクログ

2025/04/02

当時の生活を知りたい人にはおすすめなのかも知れないがそこの文化や人との触れ合いに重きをおいている感じがする。 興味のない自分には向いていなかった。 情緒の分かる人になりたいと思う。

Posted by ブクログ

2025/03/17

「まっくら 女坑夫からの聞き書き」1961、のち岩波文庫、 で驚愕して、 「からゆきさん 異国に売られた少女たち」1976、のち朝日文庫、 「森崎和江詩集」(現代詩文庫)2015。 「慶州は母の呼び声 わが原郷」1984、のちちくま文庫、 を読んだ。 すべて文庫や新書版。 本作は...

「まっくら 女坑夫からの聞き書き」1961、のち岩波文庫、 で驚愕して、 「からゆきさん 異国に売られた少女たち」1976、のち朝日文庫、 「森崎和江詩集」(現代詩文庫)2015。 「慶州は母の呼び声 わが原郷」1984、のちちくま文庫、 を読んだ。 すべて文庫や新書版。 本作は、 「能登早春紀行」1983 「津軽海峡を越えて」1984 の合冊で、中公文庫として。 おそらく2024年1月1日の能登半島地震を受けて、能登へのエールが文庫化の企画のきっかけになったんじゃないかと思うが、きっと森崎和江作品は今後、文庫化や復刊が数年おきに続くと思う。 その波をしっかりキャッチしていきたい、という思いで本書を読んだが……、 作者のあとがきを読むと、たぶん単行本には写真が載っていたのでは、と思われる。 古書か? 図書館か? と迷うが、まずはマイペースで追っていこう。 「海路残照」の続編らしいので、そちらもできれば、いつか文庫で読みたいな……。 で、内容としては、紀行文というのか、取材というのか、当時の文脈を知らぬ者には若干わかりづらい文章。 何をしに行ったのか、目的がわからないのだ。 民俗学? エッセイ? いや、その地域にその時に暮らす人々と接することが目的、ということはわかるのだが、それって目的は何で? と2025年現在ファスト文化の波をモロに浴びた私には、結局この文章なんなん、と。 この文章中にて、森崎和江と出会った、教師や和尚やといった伝手以外の人が、似た困惑を話しており、それすら作品化する森崎和江の貪欲さにも驚くが。 とはいえ森崎和江の文章が好きなので、彼女がそこに行ってこういう文章をものしたことには、感じ入るものがあるし、その磁場で、人の生活の誇らしさや、その誇らしさがすでに失われようとしている瀬戸際の感覚も、わかる。 その上、森崎和江が「慶州は母の呼び声 わが原郷」で書いていたことを合わせると、 日本の人々の古代から近代にかけての生活史を、実地で取材しながらも、資本主義や近代化の結果「削がれていく」愛惜を感じながらも、自身の植民地原罪感覚のため、愛惜に身を浸しきることならず、疎外感を覚えては文章化する……この営為ってもう、作家というか修羅道。 こんな過酷な生き方や自己認識をしなければ、詩とか文筆って成り立たないのか、と、ちょっと呆然としてしまう。 肉体を削ぎ落すように文章を紡いでいた人の文章を、簡単に読んで、消費してしまうことの、是非もまた、考えてしまう。 @ 【目次】 第一部 能登早春紀行  第一章 雪雷 能登・志雄町  第二章 潮しぶき 能登・羽咋市  第三章 風待港 外浦・富来町福浦  第四章 千浦の又次 外浦・富来町赤崎  第五章 栗ひろい 外浦・富来町富来  第六章 アワビ 奥能登・輪島市  第七章 民話 奥能登・珠洲市高屋  第八章 白い山 奥能登・珠洲市大谷  第九章 お山祭り 内浦・能都町  能登早春紀行 あとがき 第二部 津軽海峡を越えて  第一章 津軽海峡  第二章 旅は道連れ  第三章 少年と姥神  第四章 函館旅情  津軽海峡を越えて あとがき 文庫版解説 旅する言葉 海と女の思想圏 渡邊英理

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