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検証 空母戦 日米英海軍の空母運用構想の発展と戦闘記録
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/01/08 |
| JAN | 9784120058721 |
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検証 空母戦
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第2次世界大戦時における空母(航空母艦)の運用に関して、日英米海軍のドクトリン(規則や運用思想)の違いについて詳細に解説する1冊。海戦の経緯をたどる戦記物とは一線を画し、空母という艦種に求められる設計思想や、装備に関して一つ一つ論じています。空母は艦自体だけでは完結せず、艦載機(...
第2次世界大戦時における空母(航空母艦)の運用に関して、日英米海軍のドクトリン(規則や運用思想)の違いについて詳細に解説する1冊。海戦の経緯をたどる戦記物とは一線を画し、空母という艦種に求められる設計思想や、装備に関して一つ一つ論じています。空母は艦自体だけでは完結せず、艦載機(搭載する航空機)があって初めて機能することから、艦載機に関する考察も豊富に記載されており、艦載機の設計・運用ドクトリン、艦載機の機種別構成比率をどうするか(戦闘機と爆撃機の比率)、実際の戦場における運用思想なども詳細に記載されています。 空母に関する数字(艦載機の搭載機数や速力など)や装備に関しては個別に多くの書籍などで目にすることがあったのですが、それに関わる”なぜ?”が、本書を読むと次々と”なるほど!”と納得できました。 例えば、 1)米空母は日英空母より同じ規模の艦でも搭載機数が多い傾向があるが、それは艦載機を格納庫だけでなく飛行甲板上に並べる運用を許容していたから 2)米海軍は太平洋戦争期を通じて量産型の正規空母エセックス級を24隻建造したが、その全ての建造費用は米陸軍が生産したB-29 爆撃機の開発・生産に必要だった総費用の半額ぐらいの規模だった 3)日本の正規空母は同型艦であるにも関わらず、艦橋が艦の右舷にある艦と左舷にある艦という組み合わせが複数存在し(赤城(左舷)と加賀(右舷)、飛龍(左舷)と蒼龍(右舷))たが、同型艦を2隻1組で運用する場合、艦載機の離着艦ルートに時計回りか、反時計回りかの違いを設けて、より艦同志を近接させて運用する事が可能だった などなど。 本書前半は上記の様な空母の装備に関する考察、後半は空母が参加した各海戦の推移をまとめており、そして最後半には航空機のジェット化による戦後の空母運用の変化についても触れています。 大戦後の航空機のジェット化の次に顕在化してくるミサイルや各種高性能の誘導ミサイル、ドローンの発達を受けて、今後の空母運用にどういう変化が出てくるのか、そういう記述がほとんど無いのが残念ですが、そもそも第2次世界大戦期の空母を研究対象とした書籍ではあるので、仕方がないかもしれません。その点を差し引いても、今までにない視点でまとめられた、資料としても非常に完成度の高い1冊だと感じました。
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従来の戦記物のように時系列で事象の進行(what)を描くのでは無く、空母戦がどのように展開したのか、空母戦を構成する各諸要素に細分化した上で、筆者の言うところのhowを個別の海戦毎にシステマティックに論じています。 新たな視座が得られる一冊。
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