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SF脳とリアル脳 どこまで可能か、なぜ不可能なのか ブルーバックス

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/12/26 |
JAN | 9784065381748 |
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SF脳とリアル脳
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
SF小説に出てくる脳に関しての様々な発想が実際には実現可能なのかを各シチュエーションごとに考察した本です。 目次は以下の通り。 第1章 サイボーグは「超人」になれるのか(『二重太陽系死の呼び声』ニール・R・ジョーンズ) 第2章 脳は電子デバイスと融合できるか(『攻殻機動隊』士郎正宗) 第3章 意識はデータ化できるか(『順列都市』グレッグ・イーガン) 第4章 脳は人工冬眠を起こせるか(『夏への扉』ロバート・A・ハインライン) 第5章 記憶は書き換えられるか(『追憶売ります』フィリップ・K・ディック) 第6章 脳にとって時間とはなにか(『TENET/テネット』クリストファー・ノーラン監督) 第7章 脳に未知の潜在能力はあるのか(『LUCY/ルーシー』リュック・ベッソン監督) 第8章 眠らない脳はつくれるか(『ベガーズ・イン・スペイン』ナンシー・クレス) 第9章 AIは「こころ」をもつのか(『2001年宇宙の旅』スタンリー・キューブリック監督) ここに挙げられているSF小説以外にも多くのSF小説を引き合いに出しながら、どういった方法で実現可能か?や何故実現が難しいのか?などの考察があります。 SF小説は結構読む方ですが、題だけ知っていて未読のものや今まで知らかなった作品を知ることもできました。 また、人工冬眠には細胞を冷やして活動量を低下させる方法以外にも、脳に備わっていると思われる冬眠のスイッチを入れることでも実現可能でその方が副作用が少ないということや、量子理論に基づいた時間の定義などに関してなど知らないことを知ることもできました。 Sense of Wonder! 科学的に解明されてきていることも多くありますが、それ以上に人の想像力が大きなウエイトを占めるSFのWonderの魅力を改めて実感しました。 SF好きの方は是非ご一読を。 竹蔵
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昔のSF小説やアニメ、映画などに出てきた科学技術(記憶移植や時間旅行など)が、現在いろいろ解明されてきた理論・現象を元に、どれだけ難しいかを解説する本。 面白いと思ったのはそれを「不可能」ではなく、かなり難しいと書いているところ。著者は、いつかは実現すると思ってるようだ。
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SF小説・SF映画を素材に、脳科学などの知見から実現可能性を探る思考実験のような書。 幾つか興味深い記述はあるが、脳は身体なくして意識活動を維持することは難しいらしい。 これは「唯脳論」などというタイトルの本を書いた養老孟司が、実は身体の重要性を説いていることにも繋がることだろう...
SF小説・SF映画を素材に、脳科学などの知見から実現可能性を探る思考実験のような書。 幾つか興味深い記述はあるが、脳は身体なくして意識活動を維持することは難しいらしい。 これは「唯脳論」などというタイトルの本を書いた養老孟司が、実は身体の重要性を説いていることにも繋がることだろう。 また、量子論でいう多世界解釈を、人間の意識のありようと結び付けて論じるところも印象的であった。 私の記憶が確かならば、「神星記ヴァグランツ」では、多数のパラレルワールドを認識可能な超AIが登場していたが、この超AIが出てくるエピソードについて本書の著者の解説が聞きたいと思う。
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