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コーヒーの囚人
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/12/18 |
JAN | 9784334105143 |
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コーヒーの囚人
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「コーヒーの囚人」 「隣のシーツは白い」 「どこかの喫煙所で会いましょう」 「招かれざる貴婦人」 「風向きによっては」 5話収録の短編集。 現在、大注目している砂村かいりさん。 今まで刊行された長編五作品も良かったが、初の短編集となる本作も面白かった。 どの物語にもコーヒーが...
「コーヒーの囚人」 「隣のシーツは白い」 「どこかの喫煙所で会いましょう」 「招かれざる貴婦人」 「風向きによっては」 5話収録の短編集。 現在、大注目している砂村かいりさん。 今まで刊行された長編五作品も良かったが、初の短編集となる本作も面白かった。 どの物語にもコーヒーがアクセントとして登場する。 ほんのりとした甘やかさを感じていると突如現れる酸味と苦味にやられる。 身近に存在していそうな登場人物に自分を投影し、共感したり悩んだりしながら読み進めた。 棘も毒もあるけれど、随所にドキッとする言葉が散りばめられた上質な短編集。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 コーヒーは苦くて甘い。 人生も苦くて甘い。 悩みにとらわれた人々の転機にコーヒーが立ち会う。それぞれが選択する未来とは──。 日常の先に潜む、どこか不思議な5つの物語。 ある日、ルームメイトの実果が出ていった。入れ違いに現れた彼女の婚約者と、なぜか同居することになり──「コーヒーの囚人」 真面目が取り柄の地味な会社員が、上司との不倫におぼれた先で出した答えとは──「隣のシーツは白い」 新たな住まいに引っ越した家族の元を訪れる、前住人の老婦人。初めは彼女の訪問を疎ましく思っていたが、待っていたのは意外な結末で──「招かれざる貴婦人」 『「きょうだい児には苦労が多いことは事実だし、その当事者である彼氏がわからないはずないんだよ。それなら自分は子供をつくらないでおこうとかおもわないもんかね」 障害者の家族に寄り添うスタンスをとりながら、結局は自分が障害児の母親になりたくないだけなんじゃないか。』 『彼女が浮気しているらしいことにも少し前から気づいていたけれど、一過性の過ちなど許せるくらい自分の器は大きいのだと思っていた。そして、そんな自分の寛容さに酔っていた。』 『兄は(障害があり)たしかに僕の人生の足枷にはなったけれど、他人に生きる価値をジャッジされなければならないような存在ではない。』 【個人的な感想】 やっぱり砂村かいりさんの作品が好きだなと思った。 設定は全部独特だが読んでいても飽きが来ず、なおかつすっと内容が頭に入ってくる。 個人的には第3話の「どこかの喫煙所で会いましょう」が印象的だった。結婚する彼の兄弟に障害がある人がいる。という状況での彼女の考え方に自分の考えと似たところがありドキッとした。
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日常とその中に潜む非日常の感覚が面白かった。みんなそれぞれ身勝手で自己中で、不満を抱えながらも未来に向かって決断していく。ほろ苦い結末にブラックコーヒーが印象的な短編集。
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