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底が抜けた国
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底が抜けた国
¥957
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
封建的思想を植えつけられた私達、いざ立ち上がる時が来た! なんでも「あり」になってしまったのは、臨機応変で生き抜くのではなく、茹でガエル戦略漬けにされているからであろう。
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著者と同年代なのだが、確かに昔に比べて倫理観が欠落した人が増えたと思う。これは政治家や官僚、財界人に限った話でなく、まさに上から下まであらゆる階層で『底が抜けた』状況になっている。 著者が分析するように、その原因は教育にあることも間違いなくて、長年の愚民化政策がここに来て実を結ん...
著者と同年代なのだが、確かに昔に比べて倫理観が欠落した人が増えたと思う。これは政治家や官僚、財界人に限った話でなく、まさに上から下まであらゆる階層で『底が抜けた』状況になっている。 著者が分析するように、その原因は教育にあることも間違いなくて、長年の愚民化政策がここに来て実を結んだ結果と言えよう。著者は第二次安倍政権が転機のように言うが、そんなことはない。もっと昔から、おそらく意図的に進められてきた政策なのだ。エリート層を金持ちのお仲間とそのご子息で独占し、能力とは全く無関係に金持ちしか支配層に行けなくなった。安倍元首相を始めとして有力政治家もほぼ世襲で、明らかに国政を任せられる能力がない者も多い。そしてそこからこぼれた普通の国民は問題意識を持たないように巧妙に教育されていく。 ジャーナリストのレベルが落ちたとの指摘もわが意を得たりだ。ありがたいことに最近は記者会見をネットで見られるようになったが、いとも簡単に詭弁を許す記者ばかりだ。珍しく気骨のある女性記者が出てきたと思ったら、それも頭が悪いやり方で余計にジャーナリズムの質を落とす結果となった。 この状況を変えるには選挙しかない。まだ良心と能力が残っている政治家候補がいるうちに彼らを国会に送る必要がある。著者はデモの重要性を訴えるが、民主主義国でデモによって政策を左右させるべきではない。仮にデモに10万人が集まったとしても全有権者の0.1%に過ぎない。そんな少数に民意を代表させるのは間違いだ。全有権者の半分近くが選挙権を行使しない世の中にあって楽観的な未来は描きにくいが、それでも諦めたら終わり。皆さん、選挙に行こう! そして知名度や利益誘導ではなく政策と能力に投票しよう!
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