サフラジェットの病院 第一次大戦下、女性の地位向上のための戦い

ウェンディ・ムーア(著者), 勝田さよ(訳者)

• 販売会社／発売会社: みすず書房
• 発売年月日: 2024/12/12
• JAN: 9784622097488

商品レビュー

2025/01/31

フローラとルイザの関係
- フローラ・マレーとルイザ・ギャレット・アンダーソンは、サフラジェット運動を通じて親しくなる。
- 二人は小児病院を共同で設立し、医療分野での共通の野心を持つ。
- フローラは冷静で控えめな性格とされ、ルイザは感情豊かで人懐っこい性格と描写される。

小児病院の設立と運営
- 1900年から1902年にかけて、ロンドンのハローロードに小児病院を開設。
- 病院のモットーは「言葉ではなく行動を」であり、政治的立場を示す。
- 開設から18か月で7000人以上の患者を治療。

医療活動
- フローラとルイザは、他の医師の仕事やサフラジェット活動にも参加しながら病院を運営。
- 1914年には共同で住居を構え、私生活でもパートナーとなる。

戦争と女性医療部隊
- 1914年の戦争勃発後、アンダーソンは戦傷者の治療に従事し、医療技術を向上させる。
- 負傷兵の到着により病院は忙しくなり、医療スタッフは多忙を極める。

女性医師の貢献
- エンデルストリート病院は、女性医師の存在が評価され、ロンドン最高の病院として名声を得る。
- 女性医師の活動が、戦時中の医療における新たな機会均等の象徴とされる。

社会的背景
- 繁忙な医療活動の中で、上流階級の女性たちが重労働に耐え、社会的役割を果たす姿が描写される。
- 戦争が女性の社会的地位向上に寄与する一方、女性医師の活動が参政権運動と結びついている。

2025/01/22

出版社（みすず書房）ページ
https://www.msz.co.jp/book/detail/09748/
内容、目次、著訳者略歴

2024/12/11

（読む前）この世の中、男性に劣らないことをそれを既に無自覚に下駄履いている男性に証明しなければ何もはじまらないことにもイラっとするし、劣らないことを証明するために昼夜問わず全てをかけて取り組まないと「男性に認められない」のとかもクソだし、男性に認められることが目的じゃないし、毎日「は？」っておもってる。
なんでそっちが男というだけでジャッジする立場に立ってる状況なんだっていうさ(-_-)