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禁酒宣言 新版 上林暁・酒場小説集 ちくま文庫
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禁酒宣言 新版 上林暁・酒場小説集 ちくま文庫

上林暁(著者), 坪内祐三(編者)

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禁酒宣言 新版 上林暁・酒場小説集 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/11/09
JAN 9784480439888

禁酒宣言 新版

¥990

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2024/11/30

 1999年刊行のちくま文庫が復刊。上林本人はもちろん、編集した坪内祐三(またの名をスタンレー鈴木)も既に亡い。新版解説として青柳いづみこが文章をよせているが(pp328-333)、いつものとおり、おじいさんの青柳瑞穂とその周辺の文士の酒飲み話がダラダラ書かれているだけ。「そんな...

 1999年刊行のちくま文庫が復刊。上林本人はもちろん、編集した坪内祐三(またの名をスタンレー鈴木)も既に亡い。新版解説として青柳いづみこが文章をよせているが(pp328-333)、いつものとおり、おじいさんの青柳瑞穂とその周辺の文士の酒飲み話がダラダラ書かれているだけ。「そんな背景もあってか、上林の『禁酒宣言』は、酒よりもむしろ酒場の女性たちに焦点を当てて読んでみたくなる」(p330)というところまでは同感だけど、いづみこさんは、上林側に立って、酒場の女たちに向ける上林の視線と感情に共感している。青柳瑞穂も上林暁も、坪内祐三も、彼らに共感するいづみこさんも、ほんとうにお酒が好きなのかなあ? と疑問に思う。お酒が好きなんじゃなくて、男と女の、酒を媒介にした関係に酔ってる(た)だけじゃないのかな。上林の娘さんが「うちで飲む方がええ」(p57)と言うように、本当にお酒が好きならば、自分の家に帰って家族の顔を見ながら飲めばいいんだよ。

Posted by ブクログ

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