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四字熟語で始める漢文入門 ちくまプリマー新書473
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四字熟語で始める漢文入門 ちくまプリマー新書473

円満字二郎(著者)

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四字熟語で始める漢文入門 ちくまプリマー新書473

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/11/08
JAN 9784480684998

四字熟語で始める漢文入門

¥968

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2025/01/02

漢詩の世界や四字熟語が好きで、漢文を四字熟語から勉強できるなんて、面白そうだし分かりやすそうでいいなと思った。「意気揚揚」や「百発百中」など中国古来の由来も知れて、勉強になった。漢文は難しいけれど、一歩ずつその世界に近づいていけたらと思う。

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2024/12/27

著者も「おわりに」で言っているように、漢文を学ぶための「“教材“ではなく、内容的にも読む価値がある”本物の文章“を通じて学習を進めていく(p211)」ことをコンセプトにした漢文入門。訓点のついた原文が、本当に初心者にちょうどいいくらいの難易度と量でとってもよい。 有名無名の四字...

著者も「おわりに」で言っているように、漢文を学ぶための「“教材“ではなく、内容的にも読む価値がある”本物の文章“を通じて学習を進めていく(p211)」ことをコンセプトにした漢文入門。訓点のついた原文が、本当に初心者にちょうどいいくらいの難易度と量でとってもよい。 有名無名の四字熟語を例に、元となった故事を説明する合間合間で、決め台詞となる部分が原文で出される。ちょっと漢文に触れた感もあって、特別、漢文の専門家になりたいわけではないけれど、漢文に触れたい人にとっては、内容もわかって満足感もある。個人的には、「画竜点睛」の龍が飛び立つシーンが、漢文で引かれているところが好き。 須臾雷電破壁、両竜乗雲、騰去上天。 須臾にして雷電壁を破り、両竜雲に乗り、騰去して天に上る。(p183) 簡潔な描写でかっこいい。 原文や書き下し文の前後で、お話の内容の大体を説明してくれている。だからこそ、解説との対比で、元の漢文の表現が、いかに簡潔端的であるかが目立つ。解説を読んでから、解説に当たる本文を読んでみると、たったこれだけの文字数なんだ、と驚くことが多かった。そういった意味でも、簡潔明解な漢文の魅力がよく伝わってくる。 超有名な言葉だけでなく、ほどよく新しい四字熟語を取り入れているとこも、ちょっと詳しくなった感を出してくれて学習意欲につながっているように思う。 初めて知った四字熟語で面白かったのは、『韓非子』の「南郭濫吹」。下手くそな笛吹きが、大人数で演奏しているうちは、演奏に加わっていたが、皇帝が代わり、ソロで演奏させれるようになってからは、逃げたというお話。一般的には、「組織をうまく運営するためには、構成人員一人ひとりの能力をきちんと見極める必要がある」という意味で使われる四字熟語だけれども、それ以上に、ソロで演奏させられるようになった笛吹きたちの描写が好き。 処士、逃。 処士、逃ぐ。(p147) 漢字三文字。そんな簡潔な表現あるか、というくらい簡潔でいて、処士の様子がきちんと伝わってくる。 返り点に送り仮名、句形といった、漢文ではお馴染みの基本的知識も必要以上に多くなく、名場面を楽しむには十分な説明をしてくれている。一般の人と漢文との、よい感じの距離感を教えてくれる本だった。

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2024/11/18

四字熟語を手掛かりに漢文を読む入門。漢文の文法については返り点(レ点、一二点、上下点などなど)や再読する漢字などを解説。四字熟語が出てくる元の漢文を提示するので漢文に興味が出てきた。ただ白文だけでは手掛かりが掴めないなあ…。四字熟語:意気揚揚、百発百中、暴虎馮河、飲河満腹、一朝一...

四字熟語を手掛かりに漢文を読む入門。漢文の文法については返り点(レ点、一二点、上下点などなど)や再読する漢字などを解説。四字熟語が出てくる元の漢文を提示するので漢文に興味が出てきた。ただ白文だけでは手掛かりが掴めないなあ…。四字熟語:意気揚揚、百発百中、暴虎馮河、飲河満腹、一朝一夕、金玉満堂、朝三暮四、盤根錯節、余裕綽綽、南郭濫吹、城狐社鼠、蓬頭乱髪、画竜点睛、天衣無縫、麻姑搔痒。

Posted by ブクログ