中高生だった頃に貪るように読んだブラッドベリ。詩情に溢れSFではなくファンタジーであり、あまりに甘過ぎると言われることもあったようだが、私は好きだったし押入に文庫が何冊か眠っている。その新刊ということで何十年かぶりにブラッドベリを読んだ。読んでみて印象は変わらず、やはりブラッドベリはブラッドベリだった。ダークなのにハートウォーミングで、簡潔でわかりやすい文章なのに抒情的。あの頃の自分に戻るような錯覚を覚える良き読書体験であった。本編を読み終えてうるっとし、恩田陸の解説を読んでうるっとし。久しぶりに彼の作品、再読してみようかな。

Posted by ブクログ

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塵よりよみがえり 河出文庫

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