商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2024/10/21 |
JAN | 9784121028266 |
- 書籍
- 新書
里親と特別養子縁組
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里親と特別養子縁組
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こういうのを里親斡旋団体が書くと内容がドギツイ香りを放つ黒紫色のお花畑になるので客観的な立場から現状を分析してくれる方がいて良かったと思う。里親になっていざこども引き取ろうってなる時に、自子を授かることができなかった慰めとして里子を引き取る家庭と、自子が1人しかおらず兄弟姉妹目的...
こういうのを里親斡旋団体が書くと内容がドギツイ香りを放つ黒紫色のお花畑になるので客観的な立場から現状を分析してくれる方がいて良かったと思う。里親になっていざこども引き取ろうってなる時に、自子を授かることができなかった慰めとして里子を引き取る家庭と、自子が1人しかおらず兄弟姉妹目的で里子を引き取りたい家庭とで発生する問題が全然違うのは興味深いなと思った。関与者(特に里親の親族)が多ければ多いほど調整は大変な訳で、様々なケースを本書の中で紹介してもらえたのは良かったかな。 里親の里子への接し方は、自子を持つ親も見習うべきだと感じる場面が多々あった。こどもが安心できる場所を作る、自分の人生に関わることは当事者としてこどもに考えさせる、行動や思想にいちいち善悪をラベリングするのではなくまず認めてあげる、などなど。 あと、勝手に「施設」ってのは親のいないこどもたちが悲しく辛い思いをしながら日々過ごしているものかと思っていたけど、集団生活の規則を学ぶことができたとか、居心地が良かったとか、里親を望まない子もいる、とかそのこどもにとって安心できる場所にはなっているんだなって一端を知れたのもね、おこがましいけど安心した。恵まれない境遇を自分のアイデンティティに昇華して、立派な大人に成長していくこどもたちのたくましさはさ、ボキャ貧だけど素晴らしいすよ。ほんと。
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