1,800円以上の注文で送料無料

緑の葉っぱのパン
  • 新品
  • 書籍
  • 児童書
  • 1205-01-01

緑の葉っぱのパン

最上一平(文), 北見葉胡(絵)

追加する に追加する

緑の葉っぱのパン

1,760

獲得ポイント16P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 2024/10/19
JAN 9784406068208

緑の葉っぱのパン

¥1,760

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/01/21

爆撃されてなおも危険が迫る街。主人公の女の子の家も、開いたばかりのパン屋ごと破壊され、みんなと一緒に避難するところです。街を守るために残るというお父さんを残して。何故なら、お父さんは…。悲しくてやりきれません。戦争が憎い。お父さんとの約束の「緑の葉っぱのパン」を、成長した女の子が...

爆撃されてなおも危険が迫る街。主人公の女の子の家も、開いたばかりのパン屋ごと破壊され、みんなと一緒に避難するところです。街を守るために残るというお父さんを残して。何故なら、お父さんは…。悲しくてやりきれません。戦争が憎い。お父さんとの約束の「緑の葉っぱのパン」を、成長した女の子が作る日が来ても、悲しみは消えはしない。せめて数えきれない悲しみの歴史を、終わらせることができますように。

Posted by ブクログ

2024/11/29

もし、今、自分のいる場所で戦争が起こったら本当にこんなふうになるかもしれないと想像してしまう絵本でした。これまでの戦争を扱った絵本というと第二次世界大戦中の話が多く、背景にある文化や根本的な考え方が違うので、戦時中の親子の別れといった家族の物語も少し遠いものに感じられます。しかし...

もし、今、自分のいる場所で戦争が起こったら本当にこんなふうになるかもしれないと想像してしまう絵本でした。これまでの戦争を扱った絵本というと第二次世界大戦中の話が多く、背景にある文化や根本的な考え方が違うので、戦時中の親子の別れといった家族の物語も少し遠いものに感じられます。しかし、この絵本の舞台は現代なので、この家族の暮らしも家族に対する感覚も私たちとなんら変わりありません。家族が別れを惜しむシーンにもスマホで写真を撮るという場面が出て来て、今の私達と完全に地続きにある印象を受けます。そして、爆撃で崩れてしまった橋を渡る場面はニュースで見たウクライナの状況を彷彿とさせるものでした。もし、今、日本で戦争が起こったら、自分の家族もこんな風になるかもしれない、、、と、戦争に対して想像力を広げやすく、世界平和をもっともっと切実に考えるきっかけとなる物語だと思います。

Posted by ブクログ