商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/10/17 |
JAN | 9784086805810 |
- 書籍
- 文庫
これは経費で落ちません!(12)
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商品レビュー
4.1
37件のお客様レビュー
森若さんに太陽君、ついに結婚、おめでとう!ここまで書いてきたねえ~ 今回は結婚直前の話がメインで、こんなに結婚って面倒くさかったっけ?いや、ワクワクしてたと思うんだけどねえ。で、仕事の話は少なくシステム切り替え中心かな。これもアルアルだな。さて、次のステージは?
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滅多に読まないジャンルだが、このシリーズは例外。安心して読める小説。NHKで放映されたのはごく一部。多部未華子が適役だったし、伊藤沙莉も適役だった。続きもやってほしい。
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天天コーポレーション経理部OLの森若沙名子の日常を描いたお仕事ヒューマンドラマ。シリーズ12作目。 ◇ 「フルネットワークシステムを使うことによるメリットは、まずスピードです。」 沙名子の目の前で、スーツ姿の男性がマイクを手に話している。ここは天天コー...
天天コーポレーション経理部OLの森若沙名子の日常を描いたお仕事ヒューマンドラマ。シリーズ12作目。 ◇ 「フルネットワークシステムを使うことによるメリットは、まずスピードです。」 沙名子の目の前で、スーツ姿の男性がマイクを手に話している。ここは天天コーポレーションの第1会議室だ。 会社システムIT化の手始めとして、経理と労務管理のシステムを一本化することになった。そのための説明会が、経理部と総務部のメンバー及び各部の主任以上を対象に行われている。 業務の効率化は必要だし導入することになるシステムは使いやすそうでいいと思う。 けれど沙名子にとっては経理事務とは別に考えなければならないことが山積している。それは太陽との結婚の準備と結婚後のライフプランについてである。 夫婦姓や家事分担については解決済みだけれど、挙式と新居、世帯主と本籍等、決めないといけないことは多い。そして何より沙名子が引き受けるしかない妊娠出産と、その後には育児問題が横たわっている。特に育児については長期的なスパンで考える必要があるのだ。 太陽との新生活に向けていろいろ頭を悩ませていた沙名子に、経理部代表として社内に設置される「業務効率化委員会」のメンバーになってほしいという依頼が来たのだった。 ( 第1話「わたしは適任ではありません!」) ※全4話とエピローグからなる。 * * * * * 本作もプチミステリーの要素がなく、沙名子主導で結婚に向けたタスク処理中心に描かれる12作目。 やはり印象深いのが、沙名子と太陽の挙式というクライマックスシーンです。 純白のウェディングドレスに身を包んだ沙名子に見惚れる太陽と新郎新婦の両親たち。その美しさを想像せずにはいられないシーンです。 注目されることを好まない沙名子が羞恥のあまり居心地悪そうにするところも微笑ましくてよかった。 その幸せいっぱいの華やかさで一掃された感がありますが、実は解決とまではいっていないのが沙名子の苦悩の種です。その根本には、太陽との気持ちのすり合わせがしっくりいかないというところから来る不安があります。 そしてその不安は、社内の既婚女性たちの家庭事情を聞くにつけ、沙名子の中でますます大きくなっていくのですが、太陽にはその気持ちをきちんと酌み取ることができていません。 太陽は確かに人柄はいい。けれど脳天気すぎるし、「男の沽券」とやらの古臭い観念を捨てきれないところはマイナス要因です。世帯主や本籍地にそこまで拘るのかと呆れました。(「ムコハラ」を気にするなどちゃんちゃらおかしい。それこそ持ち前の脳天気さで笑い飛ばせばいいんじゃないのか!? ) 沙名子の弟が太陽に対し冷ややかな姿勢を見せている理由は、竜真がシスコン気質なだけだからではなく、太陽のそんな本質に気づいているからではないかと勘ぐりたくなります。 それでもまあ結婚してしまえば、太陽には惚れた弱みがあるので、沙名子が太陽をきちんと躾けられるものと信じています。 さて最後に、うれしかったことを3つばかり。すべて終盤でのことです。 1つ目は、沙名子のよき妹分である真夕が一本立ちしつつあるということ。 ( 真夕のロマンスもぜひ読んでみたい。 ) 2つ目は、勇さんと山崎が手を組みそうなこと。 ( 沙名子の兄貴分と太陽の兄貴分が2人のバックアップに回る展開を、ぜひとも期待したい。) そして3つ目は、沙名子を鎌本から守るために多くの同僚が動いたこと。 ( そのことを沙名子だけが知らないというのも気に入りました。 ) ともあれ新局面を迎える次巻。楽しみで仕方ありません。 ( 鎌本と馬垣は名前すら見たくないですが……。)
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