商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/10/09 |
JAN | 9784167922870 |
- 書籍
- 文庫
幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相
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幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
今作は長月響こと、墓森響の死んだ原因と背景が明らかになり前作以上に面白かった! 類と響のコンビ最高なので、また次作もあるといいな。
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死んでもなお作品を書き続ける響は、なぜ死んでしまったのか。その謎を解き明かす後編といった位置づけの短編集です。今回も恐ろしい個々の物語。そして切ない真相。だけどどこかしらほっこりさせられる作品でもあります。 お気に入りは「半身」。一番シンプルで、そしてシンプルなだけに怖かった物語...
死んでもなお作品を書き続ける響は、なぜ死んでしまったのか。その謎を解き明かす後編といった位置づけの短編集です。今回も恐ろしい個々の物語。そして切ない真相。だけどどこかしらほっこりさせられる作品でもあります。 お気に入りは「半身」。一番シンプルで、そしてシンプルなだけに怖かった物語です。主人公が幽霊とはいえど、安心できるわけではないというのもまた怖い。怖いといえば、随所に登場する笑う女がとんでもなく怖い。はっきりした物語を背負っていない怪異の方が余計に怖い気がします。 そして後半一連の物語で明かされた真相。響がなぜ成仏しないのか、の答えがあまりに素敵でした。これこそが才能というものなのかもしれません。にしても、真相分かってみるとこのタイトルって……! まんまだったのか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
真相はそう来たか!と予想を裏切られ、しかもそういう結末!?とニコニコしてしまったオカルト小説でした。 特に『自分には実力があるのに運が無いだけ!』の自己陶酔が過大評価じゃない展開とか予想しないよ!(笑) 響と類の関係がとても綺麗で儚く、そこに濱氏との貪欲ガッツが加わって、とても良いバランスになってた。 幽霊である主人公目線で他の幽霊を見て感じたり、怖がったりしてるコミカルな所も読みやすさに繋がっていると思います。 オカルト短編連作で、普通の幽霊話が続いたり、中には伏線のある幽霊話があったり、終盤それらが回収されてと大満足の結末に拍手。 薄くてサクサク読めるのに満足感も得られる本でした。 ナンバリングがありませんが2巻なのでお気をつけて。
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