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人生が変わるゲームのつくりかた いいルールってどんなもの? ちくまQブックス
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人生が変わるゲームのつくりかた いいルールってどんなもの? ちくまQブックス

米光一成(著者)

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人生が変わるゲームのつくりかた いいルールってどんなもの? ちくまQブックス

1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/10/07
JAN 9784480251510

人生が変わるゲームのつくりかた

¥1,320

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2024/10/05

最近、ペットボトルキャップのリサイクル回収の仕事をしている委員会の委員長が、キャップの回収率を上げようと、各クラスで競わせたらどうかという話をしていた。タイトルを見て、それをふと思い出して、勢いで買ってしまった。面白かった。 内容は、『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』などを作っ...

最近、ペットボトルキャップのリサイクル回収の仕事をしている委員会の委員長が、キャップの回収率を上げようと、各クラスで競わせたらどうかという話をしていた。タイトルを見て、それをふと思い出して、勢いで買ってしまった。面白かった。 内容は、『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』などを作ったゲーム作家の著者によるゲームの作り方本。ゲームは、ルールや進め方といったゲーム構造の「システム」、ゲームの世界観となる「モチーフ」、何人でどういった風に遊ぶのか遊び方の「スタイル」からできていて、特に「システム」づくりの部分を5つのステップに分けて解説してくれる。 読めば読むほど、ゲームづくりは、パッとアイデアが沸いてくるセンスより、地道なトライアンドエラーの重なりなのだとよく分かる。プロトタイプを作って、プレイテストをして、ブラッシュアップを繰り返す。色んな人のプレイする様子を観察して、感想をもらい、どこが面白くないのか、どうしたら面白くなるのかを考えることを繰り返す。ゲームを成り立たせている要素を「カードを引く」「手札から出す」「手札は3枚」「人数は四人」……というように分解していき、一つの要素を変えては遊ぶ。想像以上に、その手順は、訓練次第でできそうなシステマティックなもので、面白かった。 もう一つ面白いと思ったのは、最初は「面白くないゲーム」を作って、少しずつ面白くなってくれることを願いながら作るという話。すごいものを作ろうとせずに、「汚く作ってやりなおせ」、少しずつ育てていくという発想は、何事にも大切だなと思う。 ゲームのシステムづくりは、上に書いたようにシステマティックにできるものである。ただ、その出発点になる「コンセプト」は、どうしても自分の中から生み出さなくてはならないものだ。筆者は、コンセプトづくりの一つの手段として、自分を中心に連想した言葉をたくさん書いていくことを紹介している。出発点は、自分の好きなことから。自分の好きなこと、自分の考えていることを理解するところからということである。 加えて、本の終わりは、人生のあらゆることがゲームになるとして話をしめている。勉強に仕事、つまらないことも、「場を楽しくするルール」を足していけば、面白いゲームになる。 冒頭の委員長に紹介してあげたい。

Posted by ブクログ

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