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武士と文士の中世史 新装版
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武士と文士の中世史 新装版

五味文彦(著者)

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武士と文士の中世史 新装版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会
発売年月日 2024/10/02
JAN 9784130201650

武士と文士の中世史 新装版

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2025/01/20

概要 本書は日本の武士制度とその社会的地位の変遷、文書形式の重要性、さらには武士が都市生活に適応する過程を探求しています。特に、鎌倉時代から室町時代へかけての武士の役割、文書の権威、及び彼らの生活様式の変化について深く考察しています。 武士制度の変遷 鎌倉時代の武士 - 武士は...

概要 本書は日本の武士制度とその社会的地位の変遷、文書形式の重要性、さらには武士が都市生活に適応する過程を探求しています。特に、鎌倉時代から室町時代へかけての武士の役割、文書の権威、及び彼らの生活様式の変化について深く考察しています。 武士制度の変遷 鎌倉時代の武士 - 武士は狩猟民から農耕民へと進化し、日本社会で支配階級としての地位を確立しました。 - 源頼朝が奥州の藤原氏を破った後、彼は上洛し、地頭職の安堵や給与を下文で行うように改めました。この下文は武士にとって重要な文書形式となりました。 室町時代の変化 - 室町時代には武士が都市生活者としての生き方を身に付け、切乖府が京都に置かれることがそれを示しています。 - 武士は農村から都市への移行を遂げ、都市生活の規制を受け入れながら居住地を形成しました。 文書形式の重要性 下文の権威 - 鎌倉時代において、下文は最も格式の高い文書形式として発展しました。この文書は「下」という文字から権威を強調し、発行者の地位を示す重要な役割を果たしました。 - 武士たちは下文を好み、特に頻繁に使用される花押が付された下文の存続を要求しました。 武士の都市生活 住居の変化 - 武士の住まいは門前を特別な空間とし、庶民との境界を明確にしました。門前は武士のテリトリーであり、そこを通る人々は「猥物」とみなされました。 - 武士たちは都市に住むことで、生活様式や社会的な役割を変化させ、町を形成していきました。これにより、武士は新しい社会的地位を確立しました。 まとめ 本書は、日本の武士制度とその文書形式がいかにして武士の地位や生活様式に影響を与えたかを詳細に探求しています。武士は農村から都市への移行を通じて、新たな社会的役割を果たし、文書はその権威を強調する重要な要素となりました。これらの要素が相まって、日本社会における武士の長期的な支配を可能にしたことを示しています。

Posted by ブクログ

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