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服罪 無期懲役判決を受けたある男の記録 論創ノンフィクション056
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服罪 無期懲役判決を受けたある男の記録 論創ノンフィクション056

木原育子(著者)

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服罪 無期懲役判決を受けたある男の記録 論創ノンフィクション056

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 論創社
発売年月日 2024/10/01
JAN 9784846023249

商品レビュー

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2024/11/10

無期懲役を受けた受刑者に、問題意識を持って取材を行い、そこから得た生の事象から、犯罪者が更生するとはどう言うことなのか、当事者の目から見て、具体的にどうなのか、を社会に問いかける。 本の帯からはそんな内容が期待されるが、全然違います。 人二人殺して無期刑に服し、三十年を超えて...

無期懲役を受けた受刑者に、問題意識を持って取材を行い、そこから得た生の事象から、犯罪者が更生するとはどう言うことなのか、当事者の目から見て、具体的にどうなのか、を社会に問いかける。 本の帯からはそんな内容が期待されるが、全然違います。 人二人殺して無期刑に服し、三十年を超えてやっと仮釈放されて社会に出た人物の話を聞いたことは事実。 だが、本書の主人公はその方ではなく、あくまで、この著者だわ。 犯罪を犯すことになった故郷、環境から、生まれ、生活を事細かにまずは語る。いかに悲惨で、本人に罪がなく社会と環境に追い込まれてしまったのか。 挙句酒と覚醒剤をやって、人二人殺しているんだが、それも、社会が追い込んだこと的な書きっぷり。 服役中は模範囚で、それでも、刑期による階級、弱いものを虐げないと自分の位置が定まらないような実態を嫌悪し、ようやく仮釈放を勝ち取った。 慎ましく生きようとする社会は、それでもネットで犯罪という過去を暴かれ、困っているベビーカーを助けてあげたら礼どころか、触んなと睨まれる、服役前とは打って変わった人が冷たい社会だった。 なんで俺だけがこんな目に。 それでも、ちゃんと生きることが、殺してしまった被害者のためだという謎論理で立ち直り、地味に生き、ボランティアにも力を入れている。 らしい。 全く臨場感も会話文すらない、社会問題だけを煽るような書きっぷりで。 で、そこから第二部で、いきなりアイヌ民族差別問題ぶち込んできて、なんだこいつ、と思ったら、東京新聞の記者やんけ。 取材をして問題意識を持って本にしたのでなく、元々社会問題煽って来た人間が、たまたま格好の素材を見つけただけやんか。 なんでアイヌかって、この受刑者のお母さんがアイヌ民族だったそうだ。 なんかもう、眉が唾でベトベトになってしまうような読後感で、本当に残念。

Posted by ブクログ

2024/10/08

まず、著者様のインタビュー力と福祉や救済への思い入れの強さに敬意を表する 人は皆罪人だって同じで逆に普通よりも思いやりがあり優しくただ境遇が悲惨だったんだ。そんな彼を救えなかった。こうゆう悲劇が起こらぬように社会して考えるべきといいたいことはよくわかった。 だがしかし、一通り...

まず、著者様のインタビュー力と福祉や救済への思い入れの強さに敬意を表する 人は皆罪人だって同じで逆に普通よりも思いやりがあり優しくただ境遇が悲惨だったんだ。そんな彼を救えなかった。こうゆう悲劇が起こらぬように社会して考えるべきといいたいことはよくわかった。 だがしかし、一通り読み終え罪人の発する「反省」や「罪を償う」という言葉の軽さこれいかにと首を傾げる。 結局罪人のそれは自己のための反省であり自己のために罪を償うことを意味しているのかと、そうゆう根底の心のリアリティをよくも悪くも感じてしまう一冊だった。 なお、彼がいかに優秀でモテて一目置かれての褒めっぷりは興醒めポイントだな。 最後に、薬に手を出し見知らぬ人を殺し証拠隠滅の放火ですか…とんでもないとしかおもえなかった。普通はしないよやっぱりな普通ではないのだよ。殺人を犯した時の残虐さなどはリアルにはここからはみえないのだから犯罪者に心よせるようなことは私は絶対にしない。 私自身の良い学びとなった。 冷酷な風の感想でした。

Posted by ブクログ

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