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わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)(7) ヤングジャンプC

むっしゅ(著者), みかみてれん(原作), 竹嶋えく(キャラクター原案)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/09/19
JAN 9784088934327

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)(7)

¥792

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2024/11/17

真唯は話を広げる上で本当に便利というか、この人何でもありだなと云うか… ただ、れな子と紫陽花の二人旅という時には言葉に詰まる局面も有った空間が彼女の加入で言葉途切れない空間へと変化したのは確か 一方であの二人と並ぶとれな子の場違い感も際立ってしまうのは生まれ持ったものの違いか……...

真唯は話を広げる上で本当に便利というか、この人何でもありだなと云うか… ただ、れな子と紫陽花の二人旅という時には言葉に詰まる局面も有った空間が彼女の加入で言葉途切れない空間へと変化したのは確か 一方であの二人と並ぶとれな子の場違い感も際立ってしまうのは生まれ持ったものの違いか…… あと、二人旅から三人旅となった最大の違いはれな子が関わらない局面が生まれた事か これまでは紫陽花が何らかの悩みを表出させたとしても、れな子がそれを目撃する事が多かった。けれど53話で行われた真唯と紫陽花の会話はこれまでの会話と一線を画すものだね。真唯だけがれな子では追求できない紫陽花の恋心に手を伸ばせる 真唯による告白はまるで牽制かのように感じられるし、あと一歩を踏み出せない紫陽花を挑発しているようでもある。でも、れな子への想いは持ちつつもれな子だけを唯一と出来ない紫陽花だから、れな子が真唯取られたとしても皆との関係維持を考えてしまう これは真唯と紫陽花の考え方の違いがモロに出た形だね 真唯は大浴場で語っているように本当に欲しいもの唯一がれな子となっているから、多少はれな子の為に無理ができる。今回の旅への合流などがそれだし、見方によっては紫陽花への告白も同様。真唯は自分の判断に選択に迷いを抱かない ただ、紫陽花は自分が出した答えに納得出来ているわけではないから、表情も俯いてしまうと… ここで罪作りと思えてしまうのは、れな子は真唯の恋情は知っていても紫陽花に関しては想像もしていない点だね だから大浴場でも変わらない関係を二人に求める。それは紫陽花が出した答えと一致するものでも有るけど、やはり納得できるものではないかられな子の隣にいるのが苦痛になる 通り過ぎていく電車に合わせるかのようにして呟かれた想いを「つまんない話」と切って捨てる紫陽花の心情を思うと心苦しくなってしまうよ… これが5巻の『瀬名紫陽花のお話 第三章』に繋がっていくのか…… 結局、今回の家出旅行でれな子は紫陽花の心に触れられた部分はかなりある。けれど、旅行中に紫陽花が自覚してしまったとても重い感情には気付けなかった 紫陽花は変わってしまった、れな子は変わらない。変わらず紫陽花に優しさを見せる。紫陽花にとってそれは手の届かない、もしくは伸ばしてはいけない優しさかもしれない 紫陽花が秘匿するつもりだったれな子への想い、それが彼女の意に反して表出してしまったシーンは衝撃的 あれは変化してしまった紫陽花という存在にれな子が初めて触れてしまった瞬間だったろうから 旅に無理やり付いていく事が出来たれな子でも流石にこれには触れられない。紫陽花が進んでしまった時計の針をどう扱うか見守るしか出来ないし、その判断の意味を残酷なまでに知らないれな子ではそもそも手出しが出来ない 変わってしまった紫陽花を変わらず友達と思うれな子に紫陽花はどう接するのだろうね……

Posted by ブクログ