商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文学通信 |
発売年月日 | 2024/09/06 |
JAN | 9784867660546 |
- 書籍
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開講!木彫り熊概論
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開講!木彫り熊概論
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北海道土産の木彫り熊は、如何に生まれ、代表的な土産と なったのか。その歩みと歴史を多くの資料やインタビュー、 エッセイなどを元に考察し、解き明かした概論。 ・カラー口絵4ページ ・はじめに 1 木彫り熊を旅する 第1章 木彫り熊をたどる 第2章 木彫り熊を訪ねる 第3章 ...
北海道土産の木彫り熊は、如何に生まれ、代表的な土産と なったのか。その歩みと歴史を多くの資料やインタビュー、 エッセイなどを元に考察し、解き明かした概論。 ・カラー口絵4ページ ・はじめに 1 木彫り熊を旅する 第1章 木彫り熊をたどる 第2章 木彫り熊を訪ねる 第3章 木彫り熊を伝える 第4章 木彫り熊を探す 2 木彫り熊を学問する 第5章 木彫り熊と研究領域 第6章 ミュージアムとコレクション ・おわりに column1~3、付録 木彫り熊関連年表、文中に参考文献有り。 北海道土産と言ったら代表格にあるのが、木彫り熊。 高度成長期の北海道観光ブーム到来の中で、木彫り熊は 近現代の北海道観光での一大産業を担っていた。 大正時代、尾張徳川家の家臣団が移住した八雲。 スイス・ベルン州のペザントアートの木彫りの熊がきっかけ。 八雲での農村美術運動からの八雲熊彫の確立と発展。 戦後の個人作家による制作・販売に。そして八雲町の町おこしへ。 旭川市近文。アイヌ移民による土産品の模索からの木彫り熊。 戦後の土産物需要の拡大と機械化。大量生産と粗悪品等の問題。 規模縮小。そして再び注目が。 札幌、阿寒、白老、奈井江、函館、三風谷などの 道内へ広がった木彫り熊制作。 次いで、木彫り熊制作・販売に携わった人々が語る始まりと 時代の変化。サインや木札、名入れ、記念彫りの話。 輸入品の問題。道外や海外での足跡。 近年の木彫り熊の魅力を伝える活動。 博物館、研究会、個人コレクションなど。 ミュージアムのコレクションとしての木彫り熊の位置。 絵画とクマの認識。アイヌ民俗画について。 確か、実家にもあった北海道土産の木彫りの熊についてが、 道内での調査で様々なことが分かってくるのが楽しかったです。 鮭を咥えた熊だけでなく、様々な姿があったり、最盛期には 年間250万個を生産、15億円も売れていたことに、驚き。 また、岩手でツキノワグマの木彫りを制作した者がいたり、 ブラジルの在伯北海道会館に多くの木彫り熊が 飾られていることなど、興味惹かれる話が散りばめられています。 今度木彫り熊に出会ったら、しみじみ眺めてしまいそう。
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