1,800円以上の注文で送料無料

開講!木彫り熊概論 歴史と文化を旅する
  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

開講!木彫り熊概論 歴史と文化を旅する

北海道大学大学院文学院文化多様性論講座博物館学研究室(編著), 田村実咲(編著)

追加する に追加する

開講!木彫り熊概論 歴史と文化を旅する

2,420

獲得ポイント22P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文学通信
発売年月日 2024/09/06
JAN 9784867660546

開講!木彫り熊概論

¥2,420

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/26

北海道土産の木彫り熊は、如何に生まれ、代表的な土産と なったのか。その歩みと歴史を多くの資料やインタビュー、 エッセイなどを元に考察し、解き明かした概論。 ・カラー口絵4ページ ・はじめに 1 木彫り熊を旅する   第1章 木彫り熊をたどる 第2章 木彫り熊を訪ねる   第3章 ...

北海道土産の木彫り熊は、如何に生まれ、代表的な土産と なったのか。その歩みと歴史を多くの資料やインタビュー、 エッセイなどを元に考察し、解き明かした概論。 ・カラー口絵4ページ ・はじめに 1 木彫り熊を旅する   第1章 木彫り熊をたどる 第2章 木彫り熊を訪ねる   第3章 木彫り熊を伝える 第4章 木彫り熊を探す 2 木彫り熊を学問する   第5章 木彫り熊と研究領域    第6章 ミュージアムとコレクション ・おわりに column1~3、付録 木彫り熊関連年表、文中に参考文献有り。 北海道土産と言ったら代表格にあるのが、木彫り熊。 高度成長期の北海道観光ブーム到来の中で、木彫り熊は 近現代の北海道観光での一大産業を担っていた。 大正時代、尾張徳川家の家臣団が移住した八雲。 スイス・ベルン州のペザントアートの木彫りの熊がきっかけ。 八雲での農村美術運動からの八雲熊彫の確立と発展。 戦後の個人作家による制作・販売に。そして八雲町の町おこしへ。 旭川市近文。アイヌ移民による土産品の模索からの木彫り熊。 戦後の土産物需要の拡大と機械化。大量生産と粗悪品等の問題。 規模縮小。そして再び注目が。 札幌、阿寒、白老、奈井江、函館、三風谷などの 道内へ広がった木彫り熊制作。 次いで、木彫り熊制作・販売に携わった人々が語る始まりと 時代の変化。サインや木札、名入れ、記念彫りの話。 輸入品の問題。道外や海外での足跡。 近年の木彫り熊の魅力を伝える活動。 博物館、研究会、個人コレクションなど。 ミュージアムのコレクションとしての木彫り熊の位置。 絵画とクマの認識。アイヌ民俗画について。 確か、実家にもあった北海道土産の木彫りの熊についてが、 道内での調査で様々なことが分かってくるのが楽しかったです。 鮭を咥えた熊だけでなく、様々な姿があったり、最盛期には 年間250万個を生産、15億円も売れていたことに、驚き。 また、岩手でツキノワグマの木彫りを制作した者がいたり、 ブラジルの在伯北海道会館に多くの木彫り熊が 飾られていることなど、興味惹かれる話が散りばめられています。 今度木彫り熊に出会ったら、しみじみ眺めてしまいそう。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品