商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/08/23 |
JAN | 9784083218637 |
- 書籍
- 児童書
年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる! ドキドキの夏!きもだめしとお誕生日デート
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年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる! ドキドキの夏!きもだめしとお誕生日デート
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商品レビュー
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- ネタバレ
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読み終わったー!間明田さんもコメントしてたけど、2人の心の距離が少しずつ近くなっていくのを感じた第3弾でした!あと、テンション上がってる久留米さん大好きです!久留米さんファン必見です! P10で第2弾で苦手だった国語をがんばったルイくんが、P14で「ユイちゃんは、人一倍がんばり屋さん」って言ってるけど、それはルイくんもだと思った!きっと、ユイちゃんの為=巡り巡って自分の為に頑張ったんだと思うけど、実行することってなかなか難しいです。 P20で代表を決める時、『2分の1フレンズ』の緊張感を思い出してドキドキしたけど、無理矢理とかじゃなくて、ユイちゃん自ら「やってみたいです」ってなって良かったー!ユイちゃん自身が楽しんでやれるのが一番です! 第3弾では、P68「他の場所、他の国からでもこの星は見えるもん」ってルイくんの言葉と、P160で秋月先輩がルイくんにユイちゃんの不調を伝えるところがとってもとっても好きです!ルイくんと秋月先輩の「らしさ」が伝わってくる場面だと思いました。ルイくん自身が体験したこともあるだろうけど、ルイくんなら目の前に壁があっても、それを理由に諦めない強さを持っているのが伝わってくるからです。そしてそれは、ユイちゃんがパワーの源で、だからルイくんは【~する!】って自信を持てるのかなって思いました。秋月先輩の場面は、ルイくんがどういった人物か?を今までの交流から受け止めていて、ルイくんに託すことがユイちゃんへの安心に繋がると信じていることが分かって、大好きな場面です。ルイくんもある意味で、秋月先輩に無自覚に甘えているから、失礼な態度を取ってるのかな? ここからは、ルイくんのお話をします。私が勝手に思っていることです。 ルイくんはP69で「ぼくは〝今年はダメでも来年がある〟~わかんないでしょ?」やP199で「実はね~お願いしてるんだ」と、過去にユイちゃんと離れてしまったことに対し、強い不安を抱いているように感じます。 ルイくんのユイちゃんへの執拗に迫られているかのような執着(依存)は、周囲の、社会の目をまるで気にしません。ルイくんの行動によって一緒にいるユイちゃんが、他者からどう見られるか?という視点がないのです。第2弾の図書館での騒ぎや、今回のP41の突飛な行動にも繋がります。 第1弾でも見受けられるけど、今回のP56の相手に罪悪感を抱かせた上で、自分の望む環境になるようにコントロールする傾向がルイくんにはあります。上記を含めたそれらのルイくんの行動の根源は、幼少期のユイちゃんとの離別、心のしこりです。 この強い心理的負荷を思うと、P130の「ユイちゃんのミスは~フィアンセなんだから」というような自他境界が曖昧な言葉が気に掛かります。恋愛作品なら相手の物事を自分の事として捉えるくらいヒロインのことが大好きなヒーロー、となるかもしれません。ここでのルイくんの台詞もそう捉えるべきかもしれませんが、第1弾からいままでの言動を思えば、幼少期のトラウマにより自他境界が曖昧であると捉えざるを得ません。 「ルイわた」を第1弾から読んで、私はずっとルイくんやユイちゃんたちが社会の中で生きることを考えてきました。でも、P181「フランスに引っ越してたルイとはちがって~あまりにも身勝手なのかな?」というユイちゃんの言葉を読んだとき、今この時間においては、二人だけの世界を優先する方が良いことなのかもしれないと思いました。第1弾でユイちゃんの話を聞かずに突っ走るユイちゃんのお母さんや、自分の息子に関して尋ねてきたルイくんのお母さんには言えず、友達にはルイくんの言動に困っていることを伝えるユイちゃんを思うと、第三者の介入は寧ろ、ルイくんとユイちゃんにとっては今は不要に思えます。もちろん、変化は悪いことだけではないし、ルイくんもユイちゃんも社会の中で生きている以上、他者との交流は必ずあります。 それでも、ルイくんだけでなくユイちゃんも、離別した時の幼少期で止まってしまった時間が二人には少なからずあります。『なりたいアナタにプロデュース。』や『2分の1フレンズ』では、社会で生きる(第三者を意識する)登場人物たちが見ることができますが、『年下男子のルイくんはわたしのことが好きすぎる!』はルイくんとユイちゃんの二人の時間を大切にしたい話なのだと思いました。 距離があった分、少しずつ歩み寄る二人が今後も見れますように!
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