老いるが勝ち！ 文春新書1464

和田秀樹(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2024/08/20
• JAN: 9784166614646

商品レビュー

2024/12/09

「あほなん、こいつ（笑」

通勤電車の中で思わず声出してしまった。

東大医学部卒業の精神科医であるが、精神科のことについては一言も触れられていない。高齢者に対するエールでもない。

治療と言っても100％治すようなく治療薬はないのだという。そりゃそうだ。
効果があるといっても、３％が５％になるような程度だ。それもそうかも。
高齢になれば殆どガンが発生する。ただ、そのガンでみんなが亡くなるわけでもない。80歳越えたら好きなものを好きなだけ食おう。それも分かる。

のだが、この人、確率と蓋然性を自分のいいようにいいところで、いい感じに使ってるだけに見える。医療界、政治への批判がそのままご自分の論の展開に当てはまってないか。

途中可也いい加減に読んで飛ばしたから記憶はあいまいなのだが、例えば、肥満ほど長生きをするデータがあるのはそうだろうが、どの程度の肥満で、それはどの程度の確率なの。
それは因果関係なの、相関関係なの？

こんな調子で医療について語っている間はまだいいような気がするが、社会や、経済についてまで論を飛ばす。

高齢者は社会にいじめられている！高齢者優遇の政策などない！
免許証返納運動も間違いだ。認知症患者の方が運転が慎重なのだ！
生産するより消費の方が社会の役に立つ！生活保護者を大切にしろ！
相続税は100％にすべき！そうすれば高齢者はもっとお金を使う！試したことがないんだから、100％失敗するとはだれにも言い切れないはずだ！
政治のトップが無能な方が、次にもっと良くなるはずだと株価が上がる！

何を主張するものかまわないけど、よく編集会議通りましたね。
トンデモ本の類やわ。

2024/12/05

数千人の老人患者を診てきての話で納得できる事が多い。まぁ思い通りに人生を終えることは気持ちの持ちようと教えてくれる(笑

2024/08/06

【齢を取れば取るほど人は幸せになる】人が最も幸せになるのは80歳を過ぎてから！　そして、日本経済の立て直しのカギは高齢者にある。お年寄りを甘く見てはいけない。