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脱炭素化は地球を救うか 新潮新書1054
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脱炭素化は地球を救うか 新潮新書1054

池田信夫(著者)

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脱炭素化は地球を救うか 新潮新書1054

924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/08/19
JAN 9784106110542

脱炭素化は地球を救うか

¥924

商品レビュー

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2024/10/25
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温暖化を疑うのではなく、温暖化対策の費用対効果を考えるべき。問題のほとんどは途上国に発生する。その対策煮資金を出した方がいいのではないか。 都市の暑さの原因は温暖化ではなく、ヒートアイランド現象。温暖化の被害は都市に集中している。 地球の気温は、遙か以前から20度以上も変動している。 大気中のCO2濃度は0.04%、水蒸気は2%、温室効果は水蒸気が48%、CO2は24%。 メタンガスの温室効果はCO2の28倍。 北海道の米は美味しくなった。3度上昇までは日本の農産物の収量は増える。 温暖化で先進国の超過死亡率は減る可能性が高い。 熱帯では気候難民が増える。その結果都市に移住する=都市のインフラを整備すればいい。 カーボンZEROでは儲からない=投資収益は上がらない。技術を売る企業は儲かるだけ。 水素のコストが化石燃料を下回る見込みはない。太陽光の電気で電気分解するから、電気より安くならない。 ESG投資はモラルハザード=ファンドマネージャーは他人の金で名誉を買う。企業イメージがあがるだけ。 個別には儲かる企業と衰退する企業は出る。脱炭素化と経済成長はトレードオフ。 現実的な適応は、洪水は干ばつの多い地域の気候難民が都市に移動したときに、それを受け入れる手段を講じること。 炭素会計の粉飾決算=産油国からアンモニアを買って発電する。排出枠を買うのと同じ。アンモニアの発電効率はLNGの半分くらい。 脱成長では解決しない=共同体NAMの失敗=資本主義の生産力には対抗できなかった。 ドイツの緑の党は、ソ連のトロイの木馬だった。 省エネの流行=コスト削減になるので、省エネ技術は海外に売れた。 脱炭素化は公害問題と同じ。公共しか買わない。 洪水は堤防で大部分が防げるとIPCCも認めている。 気候変動による災害は熱帯に集中している。 温帯では海面上昇は毎年1センチ程度、防災対策。 温暖化より、水問題、医療問題、食糧問題が先=豊かさが必要。 グレタは、先進国の金持ちの自己満足。 ガソリンエンジンの熱効率は40%、モーターは90%。発電を大規模な工場で行い、発電と駆動を分離するEVのほうが合理的。しかしすぐには普及しない。電池の材料が希少金属なので、高い。製造段階でエネルギーを消費する。 ライフサイクル全体では、10万キロまではHVがCO2排出量は少ない。 EUの2035年内燃機関禁止はヨーロッパの製造業を守ろうとする動きだった。 合成燃料ならいいことになった=CO2と水素を合成する液体燃料。炭素中立だがコストは高い。今のところ実用にはならない。 本質的な問題は、所有から利用への変化。ライドシェアが普及すれば、自動車産業から雇用が喪失する。 EVのネットワーク外部性が働くティッピングポイントは遙かに遠い。 土地が少ない日本で再エネは主役にはなれない。風力は送電網にお金がかかる。 技術の初期はラーニングカーブで運用費用がさがるが、一定規模以上になると本質的ではないコストがかかるようになる=ネガティブラーニング。 公害防止費用、水力の立地コスト、原子力の安全性など。 太陽光や風力は規模が小さいときは、送電網にただ乗りしてFITで安定的に買い上げて貰ったが、規模が大きくなるとそうはいかない。 どんな技術でも100%にはできないもの。 電力を100%再エネ化しても、鉄鋼やセメントはそうはいかない。高炉はグリーン水素で代替、電炉は再エネ電力で。その場合コストは倍以上になるが、出来上がるものは同じ。 バイオマスは再植林が行われなければ再エネとはいえない。輸入のペレットは化石燃料と同じ。 イギリスの電力自由化では電気料金は下がらなかった。通信の自由化とは違う。電気には、同時同量の制約がある。安定供給するコストが上がる。 送電業者は供給責任を負わないので単なる転売屋だった。 通信は成功だったが、電力は失敗。通信が成功したのは半導体の進化による。 電力の自由化で電気料金が上がった。 石炭火力を減らすには原子力しか無い。ウランの最大産出国はカザフスタン、埋蔵量はオーストラリア。 再処理をやめると、核燃料はゴミとなる=資産価値を減損処理する必要が出る。 原子力産業に未来はない=技術者がいなくなる。大学の原子力工学科がなくなる。 排出権取引は仕組みが複雑。 炭素税は企業の反対が多い。国際競争で不利になる。 最適な気温上昇は2.6度。限界削減費用=炭素価格になるような削減量が最適。ゼロではない。 北半球では凍死が減り収量が増える。 途上国のインフラ整備を先進国が負担する方がいい。 気候変動問題はEUの意識が高い金持ちのお遊び。ウクライナ戦争でそんなことは言っていられなくなった。

Posted by ブクログ

2024/08/29

#読みたい本 脱炭素、地球温暖化防止のために唱えられる言葉だが、巷を見回せば「これは脱炭素と逆方向いってないか?」と思う電気のムダ遣いが目についてしまい、個人的にはちょっとモヤる言葉。本書の主張を読んで考えたい #脱炭素化は地球を救うか #池田信夫 24/8/19出版 htt...

#読みたい本 脱炭素、地球温暖化防止のために唱えられる言葉だが、巷を見回せば「これは脱炭素と逆方向いってないか?」と思う電気のムダ遣いが目についてしまい、個人的にはちょっとモヤる言葉。本書の主張を読んで考えたい #脱炭素化は地球を救うか #池田信夫 24/8/19出版 https://amzn.to/3XcwL0M

Posted by ブクログ