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神々の闘争 折口信夫論 講談社文芸文庫
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神々の闘争 折口信夫論 講談社文芸文庫

安藤礼二(著者)

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神々の闘争 折口信夫論 講談社文芸文庫

2,530

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/08/08
JAN 9784065363058

神々の闘争 折口信夫論

¥2,530

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2024/09/12

特に最初の出だしが難しいが20P超えたあたりからだいぶ読みやすくなる、途中哲学がやたら出てくるところも難しい。自分の理解した内容を記述。 ホカヒビト=乞食者。台湾蕃族慣習調査報告書、沖縄での体験から。蕃族においては結婚、戦争、狩猟はみな同じ霊的コミュニケーション。古代日本と台湾蕃...

特に最初の出だしが難しいが20P超えたあたりからだいぶ読みやすくなる、途中哲学がやたら出てくるところも難しい。自分の理解した内容を記述。 ホカヒビト=乞食者。台湾蕃族慣習調査報告書、沖縄での体験から。蕃族においては結婚、戦争、狩猟はみな同じ霊的コミュニケーション。古代日本と台湾蕃族、沖縄。南の方からきた海の遊牧民であり他界への信仰を布教する伝道者でもある海部。組織的にわたってきた集団が天孫族。 ミコトモチ。言霊=霊的力を持った言葉。流動言語、喩。語根、言葉の意味の根源的なもの。 象徴言語:包括的→仮絶対→曖昧→無意義→暗示的→象徴的 エルンスト・マッハの感覚一元論、折口と親密な関係だった藤無染から教わったぽい。大学時代、同性愛。 フッサールの現象学、折口の言語情調論。斜聴、完全な断絶はない、過去と未来につながる。 言語を生成させる神と霊魂を生成させる神を結びつける、産霊。呪言の神。興台産霊神(コトドムスビノカミ)、中臣氏の祖先の天児屋根命はこの神の子。 思兼神、たくさんの心を兼ねて思う心を完全に表現する祝詞を案出する神。 ミコトモチ、神の言葉を預かる者。最高位のミコトモチが天皇。 大東亜共栄圏におけるイスラーム型天皇制。 超国家主義、日本型ファシズム。 北一輝は天皇と労働者が直結する社会主義的な戦闘国家を目指す。 大川周明は回教諸国連盟を中心とするもの。 石原莞爾は満州中心の東亜聯盟を昭和維新の核とする、天皇は盟主だが日本国は盟主ではない。 折口の天皇論、神道の宗教化、天皇制の一神教化。ミコトを預かるミコトモチ。 「国文学の発生」ミコトモチの初出、ホカヒビト論の完成。言霊と産霊概念の提示。 「ほうとする話」ミコトモチと「まつり」(祭=政)の本義論。 「神道に現れた民族論理」最もまとまったミコトモチ論、言霊と産霊概念の結合。 「大嘗祭の本義」霊魂論としての天皇論の完成、威霊としての天皇霊。 「古代人の思想の基礎」ミコトモチによる政治と宗教の統一、産霊概念の完成。 一神教的な神道の構築、平田篤胤への共感。

Posted by ブクログ

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