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脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還
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脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
戦後の混乱期に南樺太で逮捕され,その後ソ連の収容所で強制労働された人々. 1950年代に帰国事業が始まるが,様々な理由で(大抵は現地の人との結婚)帰国をしなかった人もあった.彼らはその後長い間忘れられ,日本政府にも見捨てられていたが,ソ連崩壊後に再発見される. ある人は一時帰国を...
戦後の混乱期に南樺太で逮捕され,その後ソ連の収容所で強制労働された人々. 1950年代に帰国事業が始まるが,様々な理由で(大抵は現地の人との結婚)帰国をしなかった人もあった.彼らはその後長い間忘れられ,日本政府にも見捨てられていたが,ソ連崩壊後に再発見される. ある人は一時帰国を果たし,ある人は日本国籍を取り戻し,しかしロシアを脱出するのには50年もかかったわけであり,それらを果たせた人はごく僅かであった. 本書はそんな人たちを描く良質のるポタージュである.
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読み応えがあった。ロシアに抑留された日本人たちの歩んできた道が刻まれる。 サラリと語られているが、壮絶、という言葉では括れないほどにロシアでの生活は厳しく、救いがない。 複数人のエピソードからなる本だから、あまり濃くないのでは、と思いきや一つ一つのエピソードが重たい感触を残す。読...
読み応えがあった。ロシアに抑留された日本人たちの歩んできた道が刻まれる。 サラリと語られているが、壮絶、という言葉では括れないほどにロシアでの生活は厳しく、救いがない。 複数人のエピソードからなる本だから、あまり濃くないのでは、と思いきや一つ一つのエピソードが重たい感触を残す。読んでよかったと思えた。
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もうひとつの抑留史―南樺太から囚人としてシベリアに抑留された民間人:未帰還者→戦時死亡宣言者 幽霊からの帰還:自己意志残留者の認定 再会という苦悩、女たちの抑留:ロシアに残る 母親は13年間「戦時死亡宣告」を拒み続けた:ロージナに眠る 66年を経て日露の家族がひとつになった日:ア...
もうひとつの抑留史―南樺太から囚人としてシベリアに抑留された民間人:未帰還者→戦時死亡宣言者 幽霊からの帰還:自己意志残留者の認定 再会という苦悩、女たちの抑留:ロシアに残る 母親は13年間「戦時死亡宣告」を拒み続けた:ロージナに眠る 66年を経て日露の家族がひとつになった日:アカという偏見 13歳の密航者、カザフスタンで「サムライ」となる:洞窟のような自分の家 奴隷のような日々を生き抜く:戸籍復活 決死の脱走、KGBの監視下に置かれ続けた男 受け入れなかった故国、死去二四年後の死亡届 シベリア民間人抑留者群像
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