歴史知識ゼロの僕がどうやって18年間歴史マンガ『センゴク』を描き続けられたのか？ 星海社新書304

宮下英樹(著者)

• 販売会社／発売会社: 星海社/講談社
• 発売年月日: 2024/07/24
• JAN: 9784065363751

商品レビュー

2024/09/05

仙石権兵衛、走り出す！；
連載準備：
先行事例をリサーチ
コンセプト決め
主人公設定
テーマ設定
第１話のネームづくり
作劇文法の設定
キャラクターデザイン
連載開始＝戦いの始まえり
生きる＝生き延びるが序盤のテーマにあり
世を渡り、出世を賭す武将たちの群像：
自然主義⇔ロマン主義
歴史学・スタンド使いがrゴロゴロ
合戦上の味方：
現地に降り立ち地形の意味を考える
戦国時代人の塵感覚
城のせめては場内の構造を知らない
花と実ーよく生きるということ：
秀吉という天才の衰えと迷い
歴史は無常であり、ゆえに花である

2024/08/05

＜目次＞
第１章　　仙石権兵衛、走り出す！
第２章　　世を渡り、出世を賭す武将たちの群像
第３章　　花と実
特別対談１　渡邊耕一（Cygames代表取締役）
特別対談２　ゆうきまさみ

＜内容＞
最近の歴史マンガ、全然知りませんでした…。『センゴク』を２０年連載、『大乱　関ヶ原』を連載中の著者が、歴史マンガを描く際の努力と考察、歴史家との違いなどを記したもの。後半２つの対談も面白い。ゆうきまさみが『新九郎、奔る！』（北条早雲を描いたもの）を書いていることも知らなかったが、最近の歴史学会の実証主義を痛烈に斬っているのも面白い。マンガを書く際に、事実だけではストーリーも主人公の肉付けもできない。そこは漫画家と担当編集者の努力なのだが、きちんと考えて書いている漫画家は、歴史学者の数倍上を言っているのではないか？ちょっと読んで､授業に反映させたいね！

2024/07/27

センゴクシリーズを描くにあたって筆者が歴史にどう向き合ったのかについて書かれたエッセイです。連載をしながら歴史の文献を調べていたとは驚きました。センゴクファンなら必読の書かと思います。