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時代小説ザ・ベスト2024 集英社文庫
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時代小説ザ・ベスト2024 集英社文庫

アンソロジー(著者), 朝井まかて(著者), 永井紗耶子(著者), 谷津矢車(著者), 逢坂剛(著者), 高瀬乃一(著者), 澤田瞳子(著者), 西條奈加(著者), 菊地秀行(著者), 赤神諒(著者), 砂原浩太朗(著者), 木下昌輝(著者), 日本文藝家協会(編者)

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時代小説ザ・ベスト2024 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/07/01
JAN 9784087446784

時代小説ザ・ベスト2024

¥1,078

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2024/10/09

時代小説ザ・ベスト2024。 菊池秀行「開かずの間」木下昌輝「恋双六」。 時代小説とホラー、SFが融合した二篇。伝奇に近しい趣が醸し出されます。とても好き。やはり、自分の読書好きの中に流れる伝奇の血が騒ぎます。 どちらも強い想いは祈りであり呪いになる、という点は共通項か。夢枕獏...

時代小説ザ・ベスト2024。 菊池秀行「開かずの間」木下昌輝「恋双六」。 時代小説とホラー、SFが融合した二篇。伝奇に近しい趣が醸し出されます。とても好き。やはり、自分の読書好きの中に流れる伝奇の血が騒ぎます。 どちらも強い想いは祈りであり呪いになる、という点は共通項か。夢枕獏っぽいよね。 高瀬乃一「鑑草」砂原浩太朗「半夏生」。 どんな人間でも誰でも、その人自身の主人公である、というのはどこか文言。漫画かな小説かな、多くの作品で言われていることであるのですが、この二篇でより強く心に刻まれる言葉になりました。 自分の人生、家族の人生。それらを振り返るきっかけとなる品物の存在感が、淡々としていてよいです。きっかけというか、スイッチを押してくれる存在なのか。 音楽を聴くと思い出す、匂いに気づくと思い出す、風景を見ると思い出す。様々なものの存在が、個人個人の中で重きをなすものになっていて、もちろんそれぞれ違うものなのですが、振り返る思い出す瞬間の機微というのが共感と郷愁を誘います。 心躍った二篇と、心に染み入った二篇。

Posted by ブクログ

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