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ひぐれのお客 初雪のふる日
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ひぐれのお客 初雪のふる日
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商品レビュー
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『ひぐれのお客』〜裏通りの手芸屋さんにやってきた黒猫は、黒いマントにつける赤い裏地が欲しいという。 この黒猫はとてもこだわりが強くて、裏地は100%の絹がいいという。 赤の色もそれは違う、これではないとなめてにおいを嗅ぎ、耳をつけてみたり、さすってみたりして最後には、寒くて悲しく...
『ひぐれのお客』〜裏通りの手芸屋さんにやってきた黒猫は、黒いマントにつける赤い裏地が欲しいという。 この黒猫はとてもこだわりが強くて、裏地は100%の絹がいいという。 赤の色もそれは違う、これではないとなめてにおいを嗅ぎ、耳をつけてみたり、さすってみたりして最後には、寒くて悲しくて、ほんとにもう、やりきれないようなときに、この色につつまれたら、救われるかもしれないような、あったかいだけじゃなくて、おちついた、やさしい色の赤に決めた。 赤は赤でもいろんな赤があるんだなぁと思う。 たくさんあると決めるのも迷うけれど、自分で決めた赤って最高かもしれない。 手芸屋さんてたくさんの色があって、楽しくてワクワクするから眺めてるだけでも満足するから好き。 『初雪のふる日』〜初雪のふる日には、北のほうから白いうさぎがやってくる。 うさぎの群れに巻き込まれたら、うさぎといっしよに世界の果てまでとんでいって、最後にはちいさな雪のかたまりになるから気をつけるんだよとおばあさんから聞いた女の子は、知らないうちにうさぎに囲まれてしまったけれど春のよもぎは、魔除けの草だと聞いたのを思い出して、よもぎの葉っぱの裏側の白い毛を見て歌いだしたら…。 うさぎってかわいいけれど連れて行かれたら困るだろうなぁ。 おばあさんの言い伝えを思い出したからよかったけれどね。
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