1,800円以上の注文で送料無料
赤紙がきた猫(1) 芳文社C
  • 新品
  • コミック
  • 芳文社
  • 1103-01-02

赤紙がきた猫(1) 芳文社C

矢野満月(著者)

追加する に追加する

赤紙がきた猫(1) 芳文社C

759

獲得ポイント6P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 芳文社
発売年月日 2024/07/16
JAN 9784832204195

赤紙がきた猫(1)

¥759

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/08/30

『チハヤリスタート!』に続いて、ここ最近わたしの中でヒットが飛んでいる芳文社。 本作もとっても良い。 そう、史実として、戦時下に毛皮供出の対象として飼い犬、飼い猫も徴発されたのである。 東京から函館へ嫁いできた主人公の〈鈴野たま〉さんはおっちょこちょいな、あどけなさの残る女...

『チハヤリスタート!』に続いて、ここ最近わたしの中でヒットが飛んでいる芳文社。 本作もとっても良い。 そう、史実として、戦時下に毛皮供出の対象として飼い犬、飼い猫も徴発されたのである。 東京から函館へ嫁いできた主人公の〈鈴野たま〉さんはおっちょこちょいな、あどけなさの残る女性。 旦那は7歳歳上で、目が悪いため兵役検査は丙種合格扱いの〈黒尾史郎〉さん。 会話もままならずにギクシャクした2人であったが、結婚二日目にして大きな転機を迎える。 大雪の夜中に、外からか細い何かの音が聞こえてくる。 「ニーー」(p24) 思わず雪を掘り返すたまさん。 雪の中から出てきたのは子猫だった。 子猫は夫婦の飼い猫となった。 名前は〈チャぺ〉、道南の言葉で「猫」という意味である。 2人と1匹の暮らしはなんやかんやで楽しくて微笑ましく、たまさんは妻として、史郎さんは夫として少しずつ家族の絆が芽生えつつあった。 特に史郎さんは、長男ながらも出自が妾の子ということで引け目がある上に気も弱く、また丙種合格という当時としては不名誉な体調という肩身の狭さもあり鬱屈していたが、たまさんとチャぺとの生活を「俺は幸せだ たまとチャぺがいてくれっから」(p111)と、かけがえのないものとしてみとめているのである。 が、正にその矢先に赤紙が史郎さんの元に届く。 戦況の悪化と共に離れ離れになることとなった新婚夫婦と、知らぬところで供出対象に決定した猫。 「猫を飼うことが悪になる時代に 私は猫と生きると決めた」(p4) 強い女性の物語。 どうしたって悲劇的な展開が待っていると思うのだが、心を強く持って2巻へ進みましょう。 ああ、史郎さんの帰りを待つチャぺの後ろ姿(p168)がなんと健気なことか…。 伏線として、史郎さんのいとこ〈寅之介〉の「…俺はだめだ 史郎兄も知ってるだろ前に…」(p159)の真相とはなんなのか。 シリアスな題材ながらも、ちょっとドタバタコメディタッチを織り交ぜつつ描かれた1巻。 どんなストーリーが待ち受けているのかな。 1刷 2025.8.31

Posted by ブクログ