商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 星海社/講談社 |
発売年月日 | 2024/06/19 |
JAN | 9784065360286 |
- 書籍
- 新書
「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? 移住の理想と現実
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
「地域おこし協力隊」は何をおこしているのか? 移住の理想と現実
¥1,485
在庫あり
商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
公費により都市部の住民が地方に移住し地域協力活動に従事する取組であるが、地域と協力隊員のあいだでのトラブルも少なくない「地域おこし協力隊」に関し、この制度に詳しく、隊員向け研修プログラムの企画・実施を行ってきた著者が、都市と地域の両方の視点から、都市と地方の軋轢の要因や制度の来歴...
公費により都市部の住民が地方に移住し地域協力活動に従事する取組であるが、地域と協力隊員のあいだでのトラブルも少なくない「地域おこし協力隊」に関し、この制度に詳しく、隊員向け研修プログラムの企画・実施を行ってきた著者が、都市と地域の両方の視点から、都市と地方の軋轢の要因や制度の来歴、そもそも「地域おこし」とは何を「おこす」のか、そして、これからの地域社会の方向性などについて論じている。 地域おこし協力隊という制度そのものだけでなく、地域おこし協力隊の背景となる地方への人的支援制度の系譜など勉強になった。また、公共事業としての地域おこし協力隊という観点、協力隊員の定住にこだわる必要はないのではないかという視点、地域に「住み継ぐ」という発想、「地域づくりの先進地」であってもその背後に無数の「あまり積極的でないタイプの人たち」がいるという現実の指摘、地域おこし協力隊の取組には「成功」も「失敗」もなく、あるのは「成果」と「課題」だという指摘など、地域おこし協力隊をより良いものにしていくに当たって示唆に富んだ洞察が多々みられた。「少人口/多人数社会におけるネットワーク型自治という著者の今後の地域社会の在り方の構想にも共感した。 一方、著者の「地域おこし」とは地域自治の再生であるという主張は、一定理解できつつも、結局、何が目指されるべきものなのか、そこに地域おこし協力隊がどう関わっていくのか(どこまで貢献できるのか)が、もう一つわからなかったかなという感想を持った。 また、本書が結構だらだらとした文体で、冒頭に最近の地域おこし協力隊の炎上事例の簡単な紹介はあるものの、具体的な地域おこし協力隊の事例をひいての議論はほとんどなく、抽象的な著者の語りが続くので、正直、読んでいてあまり頭に入ってこないというところがあった。
Posted by
地域おこし協力隊・炎上: 軋轢と社会の反応 さまざまな立場と思い 人の入れ替わりの少ない過疎地域 温度差 認識のズレ 人的支援の系譜: 非専門家という人材派遣 フリーミッション/ミッション型 委嘱/委託型 地域起こし/企業活動/定住準備 急拡大する地域おこし協力隊: 人口減少 成...
地域おこし協力隊・炎上: 軋轢と社会の反応 さまざまな立場と思い 人の入れ替わりの少ない過疎地域 温度差 認識のズレ 人的支援の系譜: 非専門家という人材派遣 フリーミッション/ミッション型 委嘱/委託型 地域起こし/企業活動/定住準備 急拡大する地域おこし協力隊: 人口減少 成果アピールしやすい どんぶり勘定的 地域づくりの流れ 地域振興を再考: 人口至上主義 地域の衰退感 自治の空白とその穴埋め 人的支援の考え方: 協力隊の入り口/出口 住み継ぐという発想 地域における受容の幅 ネットワーク型自治
Posted by
地域おこし協力隊について考えさせられる本。 協力隊に参加したい人は起業や体験的な意味合いが強い反面、地域の人は税金で賄われている協力隊の人に高い理想を求める。 また、地域の人は協力隊に対し、好意的な人と毛嫌いする人とわかれるが両方にバランス取って接していかないといけない。 移住し...
地域おこし協力隊について考えさせられる本。 協力隊に参加したい人は起業や体験的な意味合いが強い反面、地域の人は税金で賄われている協力隊の人に高い理想を求める。 また、地域の人は協力隊に対し、好意的な人と毛嫌いする人とわかれるが両方にバランス取って接していかないといけない。 移住して貰うことがゴールでなく地域が発展することがゴール。 僕自身、協力隊側のポジティブな視点しか考えられてなかったが地域側の立場から何を求められているか考えないといけない。そして甘いものではない、というのを実感。
Posted by