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アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2024/06/17 |
JAN | 9784000616416 |
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アイヌがまなざす
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アイヌがまなざす
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「まなざす」 要は、POV、どこから見た誰からの視座か。和人目線で和人が語るか、アイヌから見て語るか。どの視点からの光を物事に当てるかで、当然「乱反射」も異なってくる。 ……という話を、「まなざす」という言葉を多用して語るが、最初、とっつきにくい。 歴史として、強制移住、遺骨簒奪などレイシズムの元行われた過去の事実は、無視、無関心を装うことなく、真摯に受け止め、繰り返さないことを心がけるべき。 今なお向けられるヘイトや無理解への抵抗、遺骨返還などの運動も、あってしかるべき。支持できるものだ。 とはいえ、その強度、思いの濃淡も大きいことも本書を読んでいて感じた。 「アイヌは決して一枚岩ではない」 と、本書も記す。 和人と接し、「あれ、こっちに馴染んだほうがよくね?」と思う融通無碍な判断も否定できないし、ある意味、懸命だと思う。 昨今、アイヌ関連の漫画や映画が目に付く。それを、「アイヌをおしゃれに消費するまなざしでもある。文化振興に注力することによって、隠蔽されている何かがある」 と、やや一方的に陰謀論的に断ずるような筆致は、ちょっと引いてしまったのも正直なところ。 ともかく、普通に過ごしていては気づけない、マイノリティからの声は貴重。日本のかつての植民地主義の、再燃がないことを願う。 ちょっと、いきなり深い話の一冊を手にしてしまった。もう少し、基礎知識から学べる入門編的な書から、改めて読んでみよう。
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現代を生きる生身のアイヌの人たちの声を知ることができる。 いまだに結婚差別があるなんて、どうすれば差別解消できるのか、考えさせられる。
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【痛みの声があぶり出す欺瞞】 なんて孤独なんだろう。生活と歴史がいやが応でも切り結ばれてしまう人びとの、救いのない、絶望的な孤独の片鱗をイメージしただけで胸がいっぱいになった。 本書はアイヌに出自を持つ文化人類学者の石原真衣氏と哲学者の村上彰彦氏による共著で、5人の当事者へのイン...
【痛みの声があぶり出す欺瞞】 なんて孤独なんだろう。生活と歴史がいやが応でも切り結ばれてしまう人びとの、救いのない、絶望的な孤独の片鱗をイメージしただけで胸がいっぱいになった。 本書はアイヌに出自を持つ文化人類学者の石原真衣氏と哲学者の村上彰彦氏による共著で、5人の当事者へのインタビューと論考により構成されている。 登場するインタビュー対象者たちの孤独に和人はいかに関わってきたのか。特に知識人である研究者たちは、「知的好奇心」で彼彼女らを消費し、自らの業績とし、時にはアイヌを批判し上から目線でアドバイスをして、自分たちがイメージするマイノリティ像に近づくようけしかける。そしてそれ以外の生き方やアイデンティティの置き所を選んだアイヌは視界から外し、時には自死にまで追いやる。 醜悪だ、と思った。同時に、研究者の末席にいるひとりとして、そうではないやり方がいかに可能かという重い課題も渡されることになった。主流派に必読の書。(さとちん@本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会)
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