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アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき
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アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき

石原真衣(著者), 村上靖彦(著者)

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アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2024/06/17
JAN 9784000616416

アイヌがまなざす

¥2,970

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2024/08/10

【痛みの声があぶり出す欺瞞】 なんて孤独なんだろう。生活と歴史がいやが応でも切り結ばれてしまう人びとの、救いのない、絶望的な孤独の片鱗をイメージしただけで胸がいっぱいになった。 本書はアイヌに出自を持つ文化人類学者の石原真衣氏と哲学者の村上彰彦氏による共著で、5人の当事者へのイン...

【痛みの声があぶり出す欺瞞】 なんて孤独なんだろう。生活と歴史がいやが応でも切り結ばれてしまう人びとの、救いのない、絶望的な孤独の片鱗をイメージしただけで胸がいっぱいになった。 本書はアイヌに出自を持つ文化人類学者の石原真衣氏と哲学者の村上彰彦氏による共著で、5人の当事者へのインタビューと論考により構成されている。 登場するインタビュー対象者たちの孤独に和人はいかに関わってきたのか。特に知識人である研究者たちは、「知的好奇心」で彼彼女らを消費し、自らの業績とし、時にはアイヌを批判し上から目線でアドバイスをして、自分たちがイメージするマイノリティ像に近づくようけしかける。そしてそれ以外の生き方やアイデンティティの置き所を選んだアイヌは視界から外し、時には自死にまで追いやる。 醜悪だ、と思った。同時に、研究者の末席にいるひとりとして、そうではないやり方がいかに可能かという重い課題も渡されることになった。主流派に必読の書。(さとちん@本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会)

Posted by ブクログ

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