サド侯爵の呪い 伝説の手稿『ソドムの百二十日』がたどった数奇な運命

ジョエル・ウォーナー(著者), 金原瑞人(訳者), 中西史子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 日経ナショナルジオグラフィック社/日経BPマーケティン
• 発売年月日: 2024/06/14
• JAN: 9784863135697

商品レビュー

2024/11/09

かの有名なマルキ・ド・サドが獄中で書いた”ソドムの百二十日”という超絶猥褻文書が辿った数奇な運命。貴族なのにフランス革命に身を投じるなど、破天荒な人生を送ったそうなのですが、子孫も子孫で割とパンチが効いています。

2024/10/23

空前絶後の異常残虐変態性癖小説がフランスの国宝となるまでのお話。
サドの人生は勿論、紛失してもおかしくない状況を困った事に何度も乗り越え、投機ビジネスに巻き込まれつつも、無事にフランスへと帰ってくる。この手稿の価値を分からないが手に入れてしまった物達、感銘を受けてしまう蒐集家など、彼らの人生にも物語がある。

2024/09/28

サドの伝記エピソードと、10mに渡る直筆巻物の来歴と性科学や性風俗に対する態度の歴史、そして現代、手稿を共同所有することによる10億ユーロに上るポンジスキーム巨額詐欺疑惑と政府との対立。
それぞれが交互に差し込まれ、サド以外にも様々な癖のあり登場人物が暗躍する。
歴史ミステリのような優良ノンフィクション。