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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 産業編集センター |
発売年月日 | 2024/06/13 |
JAN | 9784863114074 |
- 書籍
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天神さまの花いちもんめ
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天神さまの花いちもんめ
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商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
つくづく嗣人さんって多才な方だ。 数多の怪異を記し、おどろおどろした作品の書き手かと思いきや、『ひと』の小野寺さんの様なヒューマンコメディ然とした今作(全然ヒューマンじゃないし、『ひと』は喜劇じゃないか…失礼)、これは楽しいな!と最終章を読み進めるにつれ…怖。 それはそうか、...
つくづく嗣人さんって多才な方だ。 数多の怪異を記し、おどろおどろした作品の書き手かと思いきや、『ひと』の小野寺さんの様なヒューマンコメディ然とした今作(全然ヒューマンじゃないし、『ひと』は喜劇じゃないか…失礼)、これは楽しいな!と最終章を読み進めるにつれ…怖。 それはそうか、日本三大怨霊と数えられる一柱の御方、その由縁が語られない訳が無かった。 今、読んでいる最中の小説の中に「怨嗟とは強者に虐げられた弱者達の歯軋り程度に過ぎない」と云った内容の一文があったのだが、それこそ歯噛みしてこの一文に目を通した私からすれば、菅原さんの憤怒はあって然るべきと思えるし、箇条書きで淡々と綴られた仇どもの末路には胸をすくものを覚えた。 何が悪い!と。 (中断)
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この国の八百万の神々は人間社会に紛れて生きている、という設定。そんな神様達が氏子たちを見守る眼差しは優しく、温かい。牛に休暇を出したから鯛に牛車を引かせる、などクスリとする場面もあり。現代に生きる日常の幸せに気づく素敵なお話だった。読んだ後は神社にまたご挨拶に行こうかな、という気...
この国の八百万の神々は人間社会に紛れて生きている、という設定。そんな神様達が氏子たちを見守る眼差しは優しく、温かい。牛に休暇を出したから鯛に牛車を引かせる、などクスリとする場面もあり。現代に生きる日常の幸せに気づく素敵なお話だった。読んだ後は神社にまたご挨拶に行こうかな、という気になる。
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地元大宰府の話だった。ここまで鮮明に物語の舞台を思い起こしながら読める本はないと思う。菅原道真公が歩いた道、行く先々全部知ってる。全部自分の幼少期を過ごした場所。今でも鮮明にわかる。御笠川の春の桜並木も、太宰府天満宮の参道も政庁跡の芝生も全部全部。神様たちはこんな風に大宰府で過ご...
地元大宰府の話だった。ここまで鮮明に物語の舞台を思い起こしながら読める本はないと思う。菅原道真公が歩いた道、行く先々全部知ってる。全部自分の幼少期を過ごした場所。今でも鮮明にわかる。御笠川の春の桜並木も、太宰府天満宮の参道も政庁跡の芝生も全部全部。神様たちはこんな風に大宰府で過ごしてたんやなーって、ただの小説だけど本当のことにように信じてしまった。なんか現代に生きてる菅原道真公のエッセイを読んでみるみたいだった。地元が舞台の小説に出会えてよかった。帰りたくなったらこれを読めばいつでも帰れる。
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