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屍者の凱旋 異形コレクション 57 光文社文庫
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屍者の凱旋 異形コレクション 57 光文社文庫

アンソロジー(著者), 上田早夕里(著者), 織守きょうや(著者), 黒木あるじ(著者), 芦花公園(著者), 斜線堂有紀(著者), 篠たまき(著者), 平山夢明(著者), 井上雅彦(監修)

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屍者の凱旋 異形コレクション 57 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2024/06/11
JAN 9784334103415

屍者の凱旋

¥1,320

商品レビュー

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2024/11/03

屍者、ゾンビのホラー短編集。610ページあるのと、豪華執筆陣の力作なので、かなり読みごたえあります。ただし、読んでも読んでも読んでも屍体の話なので、なんとなく胸糞悪い感あり。好みじゃない人は少しずつ読むのをオススメします。以下概要。星付きが好みだった短編です。 背筋「ふっかつのじ...

屍者、ゾンビのホラー短編集。610ページあるのと、豪華執筆陣の力作なので、かなり読みごたえあります。ただし、読んでも読んでも読んでも屍体の話なので、なんとなく胸糞悪い感あり。好みじゃない人は少しずつ読むのをオススメします。以下概要。星付きが好みだった短編です。 背筋「ふっかつのじゅもん」 妻が死に、希望をなくした男はふと手にした昔のゲームをひたすら丁寧にプレーすることのみで活動していた。そのゲームにでてきた呪文でおこったことは? ★織守きようや「ハネムーン」 ウィルスによるゾンビ化。ワクチン接種で恐怖は去った。野良ゾンビが狩られれば平穏になるだろう。そんなときほぼゴーストタウンのこの町で俺は幼馴染みのミユを拾う。 上田早タ里「ゾンビはなぜ笑う」 噛まれるとゾンビになる病の世界で、俺はゾンビハンターの職務についている。ああ、でもあのゾンビは俺が大切にしていたあの人で。なんでゾンビなのにピアノをあの曲を弾いているのか。 篠たまき「粒の契り」 私は何になったんだっけ?朧気に記憶が語られていき、屍体となりながら、私と交わる男との記憶が綴られる。 井上雅彦「アンティークたち」 生人形といういきているものそっくりな等身大の人形細工。やがてそれは屍人形という文化に変遷してゆく。収集家の家へ鑑定のバイトに誘われて行った私にはもうひとつ目的があった。 久永実木彦「風に吹かれて」 屍体がフワフワ浮かぶ風船のようになった世界で過ごす墓守。恨みの屍体をワイヤーから切り離そうとする女から墓を守る毎日。ある時軍が屍体を利用しようとする。 最東対地「コールカダブル」 死体をゾンビのように動かせる技術ができる世界で娘をゾンビにした夫婦の話。 ★黒木あるじ「猫に卵を抱かせるな」 私は火車の子。妹に復活の能力がある。イタリアの裏社会の支配者が死んだ娘の復讐のため、数多くの能力者を探し、失敗した偽物達から切り取った手がこの大広間には沢山ある。 空木春宵「ESのフラグメンツ」 ウィルス感染でゾンビになることが珍しくなくなった世界でゴスロリが好きでモデルもやっていた私はゾンビになった。2段に別れたページ構成が挑戦的。 ★斜線堂有紀「肉霊芝」 「回樹」を思い出させるような巨大な肉霊芝のある世界。檪木はそれを守る一族のひとつ。死なない霊芝でこれまで人はさまざまな病気を直す方法を見つけ、時に臓器移植を行った。その霊芝のもととなった姫とは…。 芦花公園「ラザロ、起きないで」 引きこもりの俺はどろどろの屍体になっているツムギと4日過ごすことになる。俺たちの聖女だったツムギ。 平山夢明「煉獄の淚滴」 息子を最新技術でゾンビ化したものの、維持費を払えなくなり息子の屍体は最悪の処理になりそうな男。収入になりそうな契約があるが、どうなるか?アメリカっぽいジョーク混じりの会話で進み、最後は思わぬ純愛もあり。 澤村伊智「ゾンビと間違える」 ゾンビが発生する世界で、危険なゾンビは狩って良いことになっていたが、ゾンビのような腐臭がするおぞましい汚れた人も間違った振りで殺されている世界だった。そんな時、幼馴染みの美雪に引きこもりの兄を殺して欲しいと頼まれる。 三津田信三「屍の誘い」 又聞きの又聞きで昭和30年代にとある民俗学を採集していた男が出会った山深い場所での恐怖体験 牧野 修「骸噺三題 死に至らない病の記録」 深海で人魚を食べ巨大な生きる屍になっていたメガロドンがついに腐り海上で破裂しその飛沫が引き起こす色々なエピソード。 屍体、殺人多く、小学校NG。

Posted by ブクログ

2024/06/25

背筋「ふっかつのじゅもん」 近畿地方の〜によく似た文体。短編で読みやすかった。妻が生き返った、という突拍子もない出だしと、話の具合から、また薄気味悪いラストなのかと思いきや、ちょっと涙出た。面白かった。 織守きょうや「ハネムーン」 変態の純愛。狂気の愛。そんなもん納屋に隠して見...

背筋「ふっかつのじゅもん」 近畿地方の〜によく似た文体。短編で読みやすかった。妻が生き返った、という突拍子もない出だしと、話の具合から、また薄気味悪いラストなのかと思いきや、ちょっと涙出た。面白かった。 織守きょうや「ハネムーン」 変態の純愛。狂気の愛。そんなもん納屋に隠して見つかったらどうするんや(笑)最初から狂ってたんか。 コロナ禍ならぬゾンビ禍。 面白かった。 上田早夕里「ゾンビはなぜ笑う」 せ、切ないっ!殺伐とした始まりからは予想もつかない終わり方で、上の作品とはまた違う意味での純愛だった。彼女は湊を見て笑ったに一票を投じたい。 篠たまき「粒の契り」 めっちゃ気持ち悪かった!!!!!!!!!! (無理)(無理)(無理)(無理)(無理) (キモ)(キモ)(キモ)(キモ)(キモ) いまのところこれがキモ部門優勝。 井上雅彦「アンティークたち」 宵宮奇譚の作品を巡る奇怪な出来事。 死体を使うアート?なのか?ホラーみは上の作品群より少ないものの、とてもミステリアスファンタジーで面白かった。 久永実木彦「風に吹かれて」

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