1,800円以上の注文で送料無料

屍者の凱旋 異形コレクション 57 光文社文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

屍者の凱旋 異形コレクション 57 光文社文庫

アンソロジー(著者), 上田早夕里(著者), 織守きょうや(著者), 黒木あるじ(著者), 芦花公園(著者), 斜線堂有紀(著者), 篠たまき(著者), 平山夢明(著者), 井上雅彦(監修)

追加する に追加する

屍者の凱旋 異形コレクション 57 光文社文庫

1,320

獲得ポイント12P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2024/06/11
JAN 9784334103415

屍者の凱旋

¥1,320

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/06/25

背筋「ふっかつのじゅもん」 近畿地方の〜によく似た文体。短編で読みやすかった。妻が生き返った、という突拍子もない出だしと、話の具合から、また薄気味悪いラストなのかと思いきや、ちょっと涙出た。面白かった。 織守きょうや「ハネムーン」 変態の純愛。狂気の愛。そんなもん納屋に隠して見...

背筋「ふっかつのじゅもん」 近畿地方の〜によく似た文体。短編で読みやすかった。妻が生き返った、という突拍子もない出だしと、話の具合から、また薄気味悪いラストなのかと思いきや、ちょっと涙出た。面白かった。 織守きょうや「ハネムーン」 変態の純愛。狂気の愛。そんなもん納屋に隠して見つかったらどうするんや(笑)最初から狂ってたんか。 コロナ禍ならぬゾンビ禍。 面白かった。 上田早夕里「ゾンビはなぜ笑う」 せ、切ないっ!殺伐とした始まりからは予想もつかない終わり方で、上の作品とはまた違う意味での純愛だった。彼女は湊を見て笑ったに一票を投じたい。 篠たまき「粒の契り」 めっちゃ気持ち悪かった!!!!!!!!!! (無理)(無理)(無理)(無理)(無理) (キモ)(キモ)(キモ)(キモ)(キモ) いまのところこれがキモ部門優勝。 井上雅彦「アンティークたち」 宵宮奇譚の作品を巡る奇怪な出来事。 死体を使うアート?なのか?ホラーみは上の作品群より少ないものの、とてもミステリアスファンタジーで面白かった。 久永実木彦「風に吹かれて」

Posted by ブクログ

2024/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ゾンビ」がテーマの短編集。織守さん、斜線堂さんなど好きな作家さんが参加している+ゾンビパニックもの映画が好きなので購入。読んでから知りましたがこの異形シリーズというアンソロはとても長く続いているものなのですね 全体的にゾンビパニック系というよりは、愛しい人が蘇ってそこからのいびつな同居…的な作品が多かったかな 癖のある作品もあり全部を楽しめたわけではないのですが特に面白かったものは ・ゾンビはなぜ笑う 上田早夕里  ゾンビパニック映画好きが求める正統派なゾンビ小説。ゾンビのいる世界でも経済活動が続いていて、宅配業者が最初の配達からゾンビに気づく導入部分がもう完璧。  ゾンビになったピアニストの噂の真偽を確かめにいくために、「もう1人せめてサブマシンガンが使えるやつを」と連れて行き、「思ったより弾薬の消費ペースが早い!」となった時点でこれ死ぬ用につれてこられたキャラだわ!と映画的感覚で予想していたらしっかり生き残る仕事人でした。笑 ・猫に卵を抱かせるな 黒木あるじ アンソロじゃないと出会えなかったな、自分じゃ普段読まないな、というタイプでドハマリした小説。百合アンソロの「彼女。」の恋澤姉妹を彷彿とさせるような、唐突に出てくる海外のアングラな世界観。 死者を蘇らせる力を持つ妹の「まお」 ただし蘇らせた死者は自分を殺した相手に復讐に行く ギャングが一人娘を失い復活を迫る中で、見張りである側近のそなりとの会話もいいし、彼が最後に虐待される少女を見かねて殺していたとわかるシーンも、妹ではなく「呪われた母親」だと判明するシーンも、まるで1本の映画をみたような世界観だった。 ・ハネムーン 織守きょうや ゾンビが発生した世界、打ち捨てられた街の中で恋する彼女のゾンビの上半身と生活するハートフルな小説。なんか他にもこういうものが多い中で「腐っていく相手」の描写に重きがおかれているものが多い中これはミユちゃんとの人間関係の描き方が充填でなんだかほんとにハートフル。 斜線堂さんが今回グロ路線タイプだったのでちょっと残念。切実な人間関係を描いているときの小説の方が好きなんですけどね、グロいときほんっとうにグロいものとことん描くんですもの… ・ゾンビと間違えても 澤村いち この作家さんはじめてで、有名な方なので気になっていたんですけど、面白かった!! ゾンビがそこそこ発生する世界で、「ゾンビと間違えたら=返事がなくて、生きている人間っぽくなければ」殺してもいいという暗黙のルールがある世界 ホームレス、認知症の高齢者、引きこもりなどを「ゾンビと間違えた」ていで殺していたらほんとにゾンビに襲われるというオチもきれいで面白かった。何度も書いているように「愛しい人が蘇って腐っていく中でごまかしながら同居する」話ばかりの中でこの着眼点が面白い!!

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品