商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2024/06/07 |
| JAN | 9784022651532 |
- 書籍
- 文庫
殺意の輪郭
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殺意の輪郭
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商品レビュー
3.4
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「土中で溺死させる」というあまりに歪んだ手口で始まるミステリー。 捜査に当たる尾崎は、空気を読まない言動を見せつつも上司には従う美貌のバディ・広瀬に翻弄され、本来の自分を出せないまま不審感を募らせていく。 広瀬が空気を読めない風を装っていたのも、すべてはある目的のための徹底した計...
「土中で溺死させる」というあまりに歪んだ手口で始まるミステリー。 捜査に当たる尾崎は、空気を読まない言動を見せつつも上司には従う美貌のバディ・広瀬に翻弄され、本来の自分を出せないまま不審感を募らせていく。 広瀬が空気を読めない風を装っていたのも、すべてはある目的のための徹底した計算。刑事たちの生々しい人間模様や、相棒に対する疑惑と探り合いのドラマに思わず惹きつけられていく。 しかし、終盤で明かされる事件の真相が、そのすべてを塗り替えてしまう。 それは悪意の怪人によるものではなく、「不幸な偶然が重なってしまった」悲劇だった。他人の不幸に鈍感な警察官であってほしくないという願いも虚しく、そこに存在したのはただの「私憤」と、誰も救われない理不尽な現実だけだ。 終わってみれば、途中まで気に病んでいた警察内のバディ問題など、どうだっていい問題だった。 犯人を断罪してスカッとするようなカタルシスはどこにもない。ミステリーのドラマ性すら霞むほど重い石が、読み終えた後も胸の奥にずっと残り続ける。
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凄惨な事件が線で繋がっていく過程が実に見事で、謎が謎を呼ぶ展開に一気に引き込まれました。 複雑なトリックや背景も、終盤で丁寧に紐解かれるため、ミステリーとしての納得感は非常に高いです。しかし、すべてのピースが埋まったあとに押し寄せるのは、言いようのない「モヤモヤとした余韻」。ロジ...
凄惨な事件が線で繋がっていく過程が実に見事で、謎が謎を呼ぶ展開に一気に引き込まれました。 複雑なトリックや背景も、終盤で丁寧に紐解かれるため、ミステリーとしての納得感は非常に高いです。しかし、すべてのピースが埋まったあとに押し寄せるのは、言いようのない「モヤモヤとした余韻」。ロジカルな解決だけでは拭い去れない、人間の業や狂気の深淵を覗き込んでしまったような、重厚な読後感に浸れる一冊です。
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警察内部の動き、広瀬との関係など丁寧な説明はわかりやすかったのですが、事件の方は少し呆気なさがあったような気がしました。
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