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カミガカリ 不自然言語処理殺人事件 小学館文庫
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カミガカリ 不自然言語処理殺人事件 小学館文庫

八女深海(著者)

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カミガカリ 不自然言語処理殺人事件 小学館文庫

825

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2024/06/06
JAN 9784094073621

カミガカリ 不自然言語処理殺人事件

¥825

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2024/09/29

全国の殺人事件・行方不明者などのビッグデータを「喰らい」、未解決殺人事件の犯人の名前を告げる神・シラツカサナギ。一見便利に見えるサナギの能力には、大きな欠点がある。それは犯行の「過程」が分からない事。 その為、神が告げた犯人と被害者の情報をもとに容疑者の有罪を立証する「カミガカリ...

全国の殺人事件・行方不明者などのビッグデータを「喰らい」、未解決殺人事件の犯人の名前を告げる神・シラツカサナギ。一見便利に見えるサナギの能力には、大きな欠点がある。それは犯行の「過程」が分からない事。 その為、神が告げた犯人と被害者の情報をもとに容疑者の有罪を立証する「カミガカリ」と呼ばれる者たちが秘密裏に組織され、捜査に当たっていた。 神が告げた犯人の情報をもとに、容疑者の有罪を立証する秘密組織の話……というと、ファンタジー味のある倒叙ミステリっぽいのですが、この小説の面白い所は、その「神のお告げ」の部分を小説生成AIであるAIのべりすとで執筆されている所です。 AIが描いた犯人像・被害者像をもとに、それに合わせて解決部分を執筆するという、珍しい手法を使って書かれています。 この「AIが描く犯人・被害者像」がなかなか曲者で、何かちょっと記述がおかしくない? や、この説明犯人と被害者逆じゃない? と思うような部分にもきちんと辻褄をあわせて物語として成り立つようにしているのが面白い。 AIを使用した作品というのは色々言われることもありますが、個人的にはこういう使い方は実験的で好きです。 「神」と「デジタルデータ」という取り合わせも、真逆のようで何だか馴染んでる。全知の存在というのは、ある意味ビッグデータのようなものなのかもしれない。 キャラ文芸の雰囲気もあり、登場人物たちも個性豊か。正直この1冊の読み切りに出すだけではもったいないなと思うので、続編なんかがあったら是非読んでみたいです。 神様もサナギの他に何柱もいるようなので、別の神様の話も読んでみたいな。

Posted by ブクログ

2024/09/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

他の神様を主体にした話が出て欲しい気持ち。 神様の消化不良はなかなか興味深い。 最初の犯人の羽柴理沙さんは最初凄く運が悪かったですね。災難。 けどそこで警察に行っていいたらと思わないでもない。 黒岩幸三郎教授の方がハーフだったんですね。 全体的に黒っぽいで勝手に日本人だと思ってた。 霧島さん良い人っぽいけど癖が強いと言いますか。 生半可な気持ちで敵対出来ませんよね。する必要も無いだろうけど。 神様と依存関係。 必要な関係で嫌ではなくて家族みたいな。 いや、本当に閉じ込められてあげてますね。

Posted by ブクログ

2024/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ビッグデータを食べた「神」が殺人事件の真犯人を弾き出す。しかし犯人と事件の繋がりは何も知らされない。答え以外を人間が埋めていく新感覚のストーリーだった。「神」が弾き出す真犯人は本当にAIから出力された文章を使ってるらしい。第二部は「神」自身も謎解きの鍵になっていてよりヒヤヒヤした。続編があればぜひ読みたい。

Posted by ブクログ

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